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基本方針・全体目標 (無題)

サービス種別放課後等デイサービス
年齢・学年8歳
利用者及び家族の意向不安が強いので安心を獲得してほしい。自己肯定感覚を向上しほしい。困っていることを伝えて問題を解決してほしい。
生活を楽しんでほしい。
児童の特徴南野陽向さんの好きなこと
水遊びやプール遊び
トランポリンや滑り台など体を大きく動かす遊び
鬼ごっこや追いかけっこ
スポンジ棒を使ったチャンバラ遊び
ボール遊びや的当て
お正月遊びや制作活動(ストロー鉄砲・わたあめ作りなど)
自分で好きな遊びを選んで取り組むこと
得意なこと
全身を使った活発な運動
走る・逃げる・追いかけるなどの粗大運動
水遊びの中で様々な姿勢や動きを楽しむこと
周囲の様子を見ながら活動に参加すること
好きな遊びへの集中力と意欲
場面の切り替えや集団活動への参加
繰り返し挑戦しながら遊び方を身につけること
苦手なこと
初めての活動や見通しが持ちにくい活動への参加
気持ちが乗らない時に活動へ入ること
道具の扱いが難しい活動(最初は戸惑う様子あり)
身体の動きや力加減の調整が必要な課題
今後の課題
手先を使う細かな活動の経験を増やすこと
力加減や距離感の調整をさらに高めること
友達との協力やルールのある集団活動を広げること
自分の身体の位置や動きをより正確に把握すること
新しい活動にも安心して挑戦できる経験を積むこと
一年を通しての変化
活動への参加意欲が高まり、自分から積極的に取り組む姿が増えました。
水遊びや運動遊びで様々な感覚刺激を楽しめるようになりました。
集団活動への参加がスムーズになり、友達と一緒に活動する場面が増えました。
ルールのある遊びや鬼ごっこでも周囲を見ながら行動できるようになりました。
道具を使った活動や制作活動にも挑戦する姿が見られるようになりました。
「やりたい」という気持ちを表現しながら、最後まで活動に取り組む力が育っています。
総評

陽向さんは、身体を動かす遊びが大好きで、特に走る・跳ぶ・水遊びなどの活動で力を発揮されています。この一年で集団への参加や活動の切り替えが上手になり、友達や職員と関わりながら意欲的に活動できる場面が増えました。様々な経験を通して、自信や挑戦する気持ちが大きく育った一年だったと考えられます。
方針脊柱の柔軟性と呼吸へのアプローチを軸に、身体の土台から安心安全の感覚を育てます。原始反射(FPR・モロー反射)の統合を意識した運動遊びを通し、失敗や不安に対する「フリーズ」や「過剰反応」を軽減させ、自分の身体と心を自分で守り、肯定できる力を育みます。
長期目標身体のコントロールを通して感情の折り合いをつけ、自分は大切な存在であるという自己肯定感を持ちながら、意欲的に生活を楽しむ。
短期目標「やりたいことをやり切る」体験を積み重ね、脊柱を緩める運動や呼吸法によって、嫌なことがあった際もパニックにならずに安心感を取り戻せるようになる。
提供時間放課後利用時(平日):約2〜3時間、学校休業日:約4〜5時間

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 感情の折り合いと安心感の獲得
案1

目標:
脊柱の柔軟性を高め、不安による身体の「フリーズ」を緩和する。

内容:
嫌なことが起きた際の「消えてしまいたい」という強い不安(FPR:恐怖麻痺反射の影響)に対し、バランスボールや大トランポリンで脊柱を緩める遊びを行います。背面を柔らかくすることで、身体から脳へ安心感を伝え、感情の波を穏やかにしていきます。

領域: 認知・行動
案2

目標:
呼吸のコントロールにより、パニック状態から自分を落ち着かせる力を養う。

内容:
「この世の終わり」と感じるようなショックを受けた際、呼吸を止めて固まる癖を改善します。水吹き遊びやシャボン玉、大きな声を出す遊びで「しっかり吐き切る」練習を繰り返し、副交感神経を優位にして、自分自身で安心を創り出せるよう支援します。

領域: 健康・生活
案3

目標:
「やりたいことをやり切る」ことで、未完了の感情をリセットする。

内容:
本人が選んだ水遊びやチャンバラを納得いくまで「やり切る」環境を保障します。一つの活動を完了させる達成感は、原始反射の統合を促し、負の感情に支配されそうな時でも「自分は大丈夫だ」という心の切り替えスイッチを育てることに繋がります。

領域: 人間関係・社会性
項目: 自己肯定感と「怒られる不安」への支援
案1

目標:
モロー反射の統合を促し、過度な「怒られる不安」や感覚過敏を軽減する。

内容:
大きな音や叱責への過剰な恐怖心(モロー反射)を和らげるため、ヒトデのポーズやシーツブランコなど、身体を大きく開閉・揺らす遊びを取り入れます。感覚の過敏さを運動で統合していくことで、周囲の評価に怯えすぎない心の土台を作ります。

領域: 認知・行動
案2

目標:
小さな「できた」の積み重ねにより、自分を大切な存在だと実感する。

内容:
ストロー鉄砲作りなどの制作活動において、工程をスモールステップで提示し、成功体験を量産します。職員が「ありのままの事実」をフィードバックし、本人の存在そのものを認める関わりを徹底することで、自己肯定感を内側から高めていきます。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
「No」と言える安心感を持ち、失敗を恐れずに挑戦する意欲を育てる。

内容:
新しい活動に対し「やらなくてもいい(No)」という選択肢を常に用意し、安心安全なスペースを確保します。失敗しても怒られない環境で、相同の動き(両手両足のジャンプ等)から少しずつ難易度を上げる遊びを行い、挑戦できた自分を好きになれるよう導きます。

領域: 健康・生活
項目: 身体のコントロールと力加減の調整
案1

目標:
粗大運動から微細運動への流れを作り、手先の器用さを高める。

内容:
いきなり指先を使うのではなく、脊柱から肩甲骨、肘、手首へと繋がる「発達の流れ」を意識した遊びを行います。まずは登り棒やぶら下がりで大きな筋肉を使い、その後に的当てや制作を行うことで、道具を扱う際の力加減や正確な動きを身につけます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
ボール遊びを通して、他者との適切な距離感とタイミングを学ぶ。

内容:
スポンジ棒でのチャンバラやボール投げを通し、相手との距離(空間認知)やタイミングを計る練習をします。前庭覚(バランス感覚)を刺激する揺れ遊びと組み合わせることで、自分の身体の位置を正確に把握し、友達との協力遊びをスムーズにします。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
足裏の刺激(メカノレセプター)を活性化し、姿勢と情緒を安定させる。

内容:
裸足での活動を推奨し、マット運動や滑り台の逆走などで足裏に多様な刺激を与えます。足裏からの感覚入力が脊柱の安定に繋がり、無意識下で姿勢を保持できるようになることで、集中力の向上と、パニックになりにくい落ち着いた心身を育てます。

領域: 運動・感覚
項目: 困りごとの伝達と言語コミュニケーション
案1

目標:
動きとリズム(オノマトペ)を合わせ、自分の気持ちを言葉に乗せる。

内容:
「ドスン」「ふわふわ」などのオノマトペ(擬音語)を使いながら身体を動かし、感情と言葉のリズムを一致させます。楽しい動きの中で自然と声が出るアプローチを繰り返し、嫌な時も「助けて」「嫌だ」と言葉で伝えられる基礎を作ります。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
1対1の深い関わりの中で、自分の要望を伝える自信を育む。

内容:
職員とのボールの受け渡しなど、シンプルなやり取りの中で「もっと強く」「もう一回」といった自分の意図を伝える練習をします。自分のリクエストが相手に受け入れられる体験を繰り返すことで、困った時も周囲を信頼して相談できる力を養います。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
イメージ力を活かした右脳的アプローチで、問題解決の段取りを学ぶ。

内容:
好きな制作活動や水遊びの前に、どのような手順で遊ぶか「ワクワクするイメージ」を共有します。身体の左右を連動させるクロスクロール運動を取り入れ、脳の統合を促すことで、パニックにならずに順序立てて物事を考え、解決する力を支援します。

領域: 認知・行動