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基本方針・全体目標 (小谷優心2026.6)

サービス種別放課後等デイサービス
年齢・学年14歳
利用者及び家族の意向本人らしく楽しく過ごしてほしい。生活習慣や人との関わり、学習面など、サポートを受けながら頑張ってほしい。
児童の特徴好きなこと
川遊び、水遊び、沢登りなど自然の中での活動
山登りや散策
スポンジ棒、バランスボール、トランポリンなど体を動かす遊び
ブランコやロープ遊び
工作や製作活動(折り紙、紙飛行機、ホッケー作りなど)
お菓子作りや調理活動
生き物探しや自然観察
カードゲームや友達との遊び
音や匂い、水や泥などの感覚を楽しめる活動
得意なこと
自然環境の中で五感を使って楽しむこと
自分なりの方法で遊びを発展させること
興味を持った活動へ集中して取り組むこと
バランス感覚や全身運動を必要とする活動
感覚刺激を楽しみながら身体を動かすこと
工作や折り紙など手先を使う活動
ルールのある遊びやゲームへの参加
好きな活動では最後までやり遂げる粘り強さ
嫌いなこと

記録の中では明確に「嫌い」とされるものは多くありませんが、

思い通りにならない状況
不安が強い場面
初めての活動や見通しが持ちにくい状況

では戸惑いが見られることがあります。

苦手なこと
空間認知や距離感の把握
ボールや物との距離・タイミングを合わせること
左右の認識や身体の使い方の調整
疲労時や不安が高い時の活動参加
気持ちの切り替え
集団の中で周囲の状況を見ながら行動すること

ただし、これらは活動を通して少しずつ改善が見られています。

課題
空間認知能力のさらなる向上
身体の左右協調やボディイメージの形成
疲れた時や不安な時の自己調整
初めての活動への見通しを持つこと
集団活動の中での状況判断
感覚刺激への対応力を広げること
半年を通して変化したこと
① 活動範囲が大きく広がった

以前から自然活動は好きでしたが、

沢登り
山登り
ロープ遊び
動物園散策
長距離の散歩

など、より幅広い活動に挑戦できるようになりました。

② 身体の使い方が上手になった
バランス感覚が向上
上下肢の協調運動がスムーズになった
ボール操作や投げる・受ける動作が向上
登る、渡る、ぶら下がるなど全身運動が安定

といった成長が見られます。

③ 不安への対応力が育った

以前は不安から活動に入りにくい場面もありましたが、

職員と一緒に確認する
好きな活動から参加する
見通しを持つ

ことで安心して取り組める場面が増えています。

④ 感覚遊びの楽しみ方が豊かになった

水の冷たさ、風、匂い、泥の感触、音などを積極的に味わいながら活動できるようになり、感覚刺激を楽しむ幅が広がっています。

⑤ 社会性が育ってきた
友達と同じ活動を楽しむ
ゲームのルールを理解する
職員とのやり取りを楽しむ
自分の思いを伝える

場面が増え、人との関わりがより自然になっています。

総合的な特徴

優心くんは「自然の中で五感を使いながら体を動かすこと」が大きな強みです。興味のあることには非常に意欲的で、自分なりの発見や工夫をしながら活動を楽しめます。この一年で身体機能・感覚統合・社会性のいずれも着実な成長が見られ、不安への対処力も向上しています。今後は空間認知や身体コントロール、集団の中での状況判断をさらに伸ばしていくことで、活動の幅がより広がっていくと考えられます。
方針身体の土台となる脊柱の柔軟性と呼吸を整えることで、不安の解消と身体コントロール能力の向上を目指します。特に「しゃがむ」動作に必要な足裏の感覚刺激と下肢の連動性を、遊びを通してスモールステップで獲得していきます。
長期目標身体の正中線を意識し、脊柱の柔軟性と呼吸を連動させることで、感情の安定とスムーズな身体動作(しゃがむ等)を獲得する。
短期目標足裏のメカノレセプターを刺激し、相同の動きから同側の動きへの展開を通じて、バランス感覚と自己調整力を高める。
提供時間平日:15:00〜17:00、学校休業日:13:00〜17:00

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: しゃがむ動作(膝・足首の柔軟性)
案1

目標:
足裏の感覚を養い、踵をつけたまま姿勢を保持する。

内容:
裸足で活動し、足裏のメカノレセプターを刺激します。大トランポリンでの相同の動き(両足跳び)から、ゆっくりと深く沈み込む遊びを取り入れ、足首と股関節の柔軟性を高めていきます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
脊柱の柔軟性を高め、下肢への連動をスムーズにする。

内容:
バランスボールを用いて脊柱を緩める動きを行い、身体の背面をリラックスさせます。その後、壁を使ったスクワット遊びなどで、膝を曲げ切る動作をスモールステップで支援していきます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
TLRの影響を緩和し、安定した屈伸動作を行う。

内容:
頭の位置の変化に合わせたバランス遊びを行い、前庭覚を整えます。スポンジ棒をまたぐ、潜るといった遊びの中で、無意識に膝を曲げる「やりたい」動きを引き出し、身体のコントロールを促します。

領域: 健康・生活
項目: 不安へのアプローチ(多弁・緊張)
案1

目標:
呼吸を整えることで、心の柔軟性を育てる。

内容:
不安が高まり多弁になる際は、水吹きやシャボン玉遊びを通して「しっかりと吐き切る」呼吸を促します。呼吸が深まることで脊柱が緩み、身体から安心安全を感じられるよう支援します。

領域: 健康・生活
案2

目標:
やりたいことをやり切り、自己肯定感を高める。

内容:
本人の興味がある工作や自然観察を「最後までやり切る」ことを最優先します。小さな「できた」を職員が認め、承認することで、不安からくる緊張を解きほぐし、情緒の安定に繋げます。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
身体の背面を緩め、感覚過敏を緩和する。

内容:
不安の元となる脊柱やふくらはぎの固さを、マットに挟まる圧迫刺激や揺れる遊びで緩和します。身体の緊張が抜けることで、状況を客観的に見る余裕を育て、多弁の落ち着きを目指します。

領域: 認知・行動
項目: 対人距離とコミュニケーション
案1

目標:
ボール遊びを通して、適切な距離感を体感する。

内容:
1対1のボール投げを行い、相手との距離やタイミングを身体で学びます。ボールという介在物を通すことで、近すぎる対人距離を物理的に意識し、心地よい空間把握を促します。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
「Yes, and」の姿勢で、双方向のやり取りを楽しむ。

内容:
本人の多弁な訴えに対し、職員が「活用(Yes, and)」の姿勢で応じます。本人の表現を否定せず、遊びのルールの中に組み込むことで、相手の反応を見ながら話す社会性を育てます。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
ストップ&ゴーで、衝動のコントロールを学ぶ。

内容:
音楽や合図に合わせた「ストップ&ゴー」の遊びを行い、身体の動きを意図的に止める練習をします。身体の自制ができるようになることで、対人面での距離感の調整力も高めていきます。

領域: 認知・行動
項目: 空間認知とボディイメージ
案1

目標:
正中線を意識し、身体の左右差を整える。

内容:
身体の真ん中をクロスする動きや、両手両足を同時に使う相同の動きをサーキット遊びに取り入れます。自分の身体の幅や奥行きを把握し、物との距離感を正しく捉える土台を作ります。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
ビジョントレーニングで、視覚と動きを連動させる。

内容:
動くボールを追う、飛んでくるスポンジ棒を避けるなどの遊びで、眼球運動と身体の動きを統合します。見た情報を素早く身体に伝えることで、空間でのスムーズな振る舞いを支援します。

領域: 認知・行動
案3

目標:
自然環境での散策を通じ、深部感覚を刺激する。

内容:
沢登りや山登りなど、不安定な足場での活動を継続します。筋肉や関節からの固有受容覚をフルに使うことで、ボディイメージを鮮明にし、怪我をしにくい身体の使い方を習得します。

領域: 健康・生活
項目: 感覚刺激への対応(感覚統合)
案1

目標:
五感を使った遊びで、感覚の調整力を広げる。

内容:
本人の好きな水や泥、自然の匂いを楽しむ活動を「やり切り」ます。多様な触覚刺激を脳に届けることで、感覚の過敏さを和らげ、新しい環境や刺激に対しても柔軟に対応できる力を育てます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
前庭覚を刺激し、脳の覚醒状態を安定させる。

内容:
ブランコやロープ遊び、エアリアルハンモックなど、頭の位置が大きく動く遊びを行います。バランス感覚(前庭覚)を整えることで、疲労時の自己調整力を高め、集中力の維持に繋げます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
オノマトペを活用し、リズムと感覚を統合する。

内容:
「ザブザブ」「ピョンピョン」などのオノマトペを動きに合わせ、身体のリズムを作ります。聴覚と身体動作を連動させることで、感覚情報の処理をスムーズにし、見通しの持ちやすさを支援します。

領域: 言語・コミュニケーション
項目: 集団活動と状況判断
案1

目標:
ルールのあるゲームで、周囲の状況に目を向ける。

内容:
カードゲームやホッケー作りなど、共通のルールがある活動に参加します。自分の「やりたい」だけでなく、周りの動きを「見て動く」リズム化能力を高め、集団の中での役割を体験します。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
見通しのための視覚支援と、選択の機会を作る。

内容:
初めての活動では写真や図を用いて手順を伝え、本人が「自分で選んで決める」場面を作ります。見通しが持てることで不安が軽減し、集団の中でも落ち着いて行動できるよう支援します。

領域: 認知・行動
案3

目標:
調理活動を通じ、順序立てた行動を身につける。

内容:
お菓子作りなどの工程がある活動を行い、イメージと段取りを一致させる練習をします。身体の左右差を整えるアプローチと並行し、思考の順序立て(プログラミング能力)を育てていきます。

領域: 健康・生活