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基本方針・全体目標 (後藤龍)

サービス種別児童発達支援
年齢・学年3歳
利用者及び家族の意向要求できることが増えてきているのでコミュニケーション能力の向上を望んでいる
発語
児童の特徴好きなこと
トランポリン遊び(特に大きなトランポリン)
ボール遊び(バランスボール、ソフトボール、レモン型ボールなど)
ジャンプや高い場所から降りる活動
アスレチックやサーキット遊び
水遊びや感覚遊び
職員や友だちと一緒に身体を動かす遊び
音や声を出して楽しむ活動
得意なこと
自分から活動に参加すること
好きな遊びに集中して取り組むこと
ジャンプや跳躍運動
トランポリン上でのバランス保持
職員との関わりの中で安心して活動すること
身体全体を使って感覚を取り入れること
繰り返しの経験を通して動きを習得すること
苦手なこと
初めての活動や見通しの立たない場面
不安が強い時の切り替え
狭い場所や姿勢変換を伴う活動
友だちとの距離感や順番を待つこと
自分の思いを言葉で表現すること
身体の使い方を細かく調整すること
嫌いなこと・避けたいこと

記録上では明確に「嫌い」と表現されているものは少ないですが、

不安を感じる新しい環境や活動
自分のペースで取り組めない状況
急な変化や予想外の展開

には慎重な様子が見られます。

現在の課題
①コミュニケーション面
要求や気持ちを言葉で伝える経験をさらに増やすこと
相手とのやり取りの幅を広げること
②身体面
体幹やバランス機能のさらなる向上
両側協調運動(左右を同時に使う動き)
力加減の調整
③社会性
友だちとの関わりを広げること
順番やルールへの理解
集団活動への参加経験を増やすこと
④認知面
見通しを持って行動する力
空間認知や身体イメージの向上
新しい活動への挑戦意欲の定着
直近半年(2025年12月~2026年6月)を通して変化したこと
①主体性が大きく向上

以前は職員に誘われて活動へ入る場面が多く見られましたが、

自分からトランポリンへ向かう
自分で靴を脱ぐ
好きな遊びを選択する

など、自発的な行動が増えました。

②挑戦する姿が増えた
高い場所への挑戦
ボールを使った難しい遊び
アスレチック活動

など、以前は慎重だった活動にも取り組めるようになっています。

③身体機能の向上
ジャンプの安定性向上
着地の安定
バランス保持時間の増加
足裏感覚や体幹の発達

が見られます。

④対人関係の広がり

職員との関係だけでなく、

友だちの様子を見る
同じ空間で遊ぶ
友だちを意識する

場面が増え、社会性の芽生えが見られています。

⑤言葉や表現の増加
「よーいドン」
「ドンドン」
「キャー」
「りゅうくん行くよ」

など、活動に合わせた発声や言葉が増えています。

また、表情や身振りで気持ちを伝える場面も多くなっています。

⑥安心感の向上

半年間を通して最も大きな変化は、

「えがおで来所し、自分から活動へ参加し、最後まで楽しめる時間が増えたこと」

です。

活動の切り替えも以前よりスムーズになり、不安よりも「やってみたい」という気持ちが前面に出る場面が増えています。

会議報告用まとめ

後藤龍くんはトランポリンやボール遊びなど身体を使った活動を好み、感覚遊びを通して意欲的に参加しています。直近半年では、自ら活動を選択し挑戦する姿が増え、ジャンプやバランスなどの身体機能面にも大きな成長が見られました。また、友だちや職員との関わりが広がり、発声や言葉による表現も増加しています。今後は、コミュニケーション能力や集団場面での社会性を育みながら、身体のコントロールや見通しを持った行動につなげていくことが課題と考えられます。
方針身体の土台となる脊柱の柔軟性と呼吸を整えることで、情緒の安定と発語の意欲を育みます。本人の「やりたい」という主体性を最優先に、大きな動きとリズムを連動させた遊びを通して、言葉の基礎となる口腔機能とコミュニケーション能力の向上を目指します。
長期目標身体をコントロールする力を高め、自分の気持ちや要求を言葉や豊かな表現で相手に伝えられるようになる。
短期目標身体を大きく動かす遊びの中で、リズムに合わせた発声やオノマトペを楽しみ、他者とのやり取りを広げる。
提供時間60分

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 発語とコミュニケーション
案1

目標:
動きとリズムを合わせ、自然な発声を促す

内容:
大トランポリンで跳ねるリズムに合わせて「ジャンプ」「ドンドン」などのオノマトペを職員と一緒に発信します。身体の動きに声を乗せる経験を積み重ね、言葉のリズム感を楽しく獲得できるよう支援します。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
呼吸を整え、明瞭な発声の土台を作る

内容:
水吹き遊びやシャボン玉、吹き戻しを行い、しっかり息を吐き切る練習をします。脊柱を動かす遊びと組み合わせることで、口腔機能の発達を促し、言葉を出すためのエネルギーとなる呼吸の力を育てます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
やり取りの中で要求を言葉にする意欲を育む

内容:
大好きなボール遊びの中で、渡す瞬間に「どうぞ」「貸して」などの言葉を添えて関わります。本人の「やりたい」気持ちを大切に受け止め、言葉で伝わった成功体験を積み重ねることで、自発的な発語を促します。

領域: 人間関係・社会性
項目: 体幹とバランス能力
案1

目標:
脊柱の柔軟性を高め、姿勢保持を安定させる

内容:
バランスボールの上でゆらゆら揺れたり、うつ伏せでバランスを取ったりして、身体の軸である脊柱を刺激します。背面の緊張を緩めることで、座る姿勢や活動時の安定したボディイメージの形成に繋げます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
足裏からの刺激で体幹のスイッチを入れる

内容:
裸足での活動を基本とし、アスレチックやマットの上を歩くことで足裏のメカノレセプターを刺激します。地面をしっかり踏みしめる感覚を養い、無意識下で姿勢をコントロールできる身体の土台を作ります。

領域: 健康・生活
案3

目標:
前庭覚を刺激し、空間での身体把握を促す

内容:
エアリアルハンモックやシーツブランコで大きな揺れを体験し、バランス感覚(前庭覚)を養います。自分の身体が空間のどこにあるかを感じ取る力を育て、ジャンプや高い場所からの着地をより安全に行えるよう支援します。

領域: 認知・行動
項目: 身体の協調運動
案1

目標:
相同の動きから身体の正中線を理解する

内容:
両手で大きなボールを投げる、両足でジャンプするといった「相同の動き」をたくさん行います。身体の真ん中(正中線)を意識することで、左右のバラつきを抑え、力強くスムーズな身体の使い方を身につけます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
上肢と下肢の連動性を高める

内容:
滑り台の逆走やトンネルくぐり、ハイハイでの追いかけっこを行い、手と足の連動を促します。肩甲骨や股関節を大きく動かす粗大運動を通して、全身を効率よく使う「発達の流れ」に沿った動きを習得します。

領域: 健康・生活
案3

目標:
力加減の調整と微細運動への繋がりを作る

内容:
ソフトボールやレモン型ボールなど、形の違うものを「握る・放す」遊びを行います。まずは肩や肘を使った大きな動きで力を出し切り、徐々に手首や指先を使った細かい調整ができるようスモールステップで支援します。

領域: 認知・行動
項目: 不安の解消と切り替え
案1

目標:
「やり切り」を通して安心安全の土台を作る

内容:
本人が選んだ好きな遊びを満足するまで「やり切る」時間を保障します。自分の意図が尊重される経験を通して、事業所が安心できる場所であることを認識し、新しい活動への不安を軽減させます。

領域: 認知・行動
案2

目標:
脊柱へのアプローチで心理的柔軟性を育む

内容:
不安が強い時は背中やふくらはぎが硬くなりやすいため、優しくさすったり、マットで包み込む圧迫刺激を与えたりします。身体の緊張を解くことで、急な予定変更や初めての場面でも落ち着いて対応できる心の余裕を作ります。

領域: 健康・生活
案3

目標:
見通しを立てるためのオノマトペ活用

内容:
活動の切り替え時に「シュッとお片付け」「パッとお着替え」など、リズムとオノマトペを使って次の行動を伝えます。言葉だけの指示よりもイメージが湧きやすい刺激を与えることで、スムーズな移行をサポートします。

領域: 人間関係・社会性
項目: 社会性と集団参加
案1

目標:
ボール遊びを通して対人リズムを学ぶ

内容:
職員や友だちとのボールの受け渡しを行い、相手の動きを見てタイミングを合わせる練習をします。ボールという仲介物を通して、コミュニケーションの基礎となる「待つ」「合わせる」感覚を楽しく養います。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
集団の中での安心感と自己肯定感を高める

内容:
サーキット遊びなどで友だちが頑張る姿を見たり、自分の「できた」を認められたりする機会を作ります。小さな成功体験を共有することで、集団活動への抵抗感をなくし、他者への興味関心を広げていきます。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
ルールのある遊びで社会的な枠組みを知る

内容:
「だるまさんが転んだ」や「ストップ&ゴー」など、身体を止める・動かすルールのある遊びを取り入れます。遊びの中で自分の衝動をコントロールする経験を積み、順番待ちや集団の決まりを身体で理解できるよう支援します。

領域: 認知・行動
項目: 感覚統合と身体イメージ
案1

目標:
固有受容覚を刺激し、ボディイメージを確立する

内容:
重いクッションを運ぶ、壁を力いっぱい押すなどの「力を出し切る」遊びを行います。筋肉や関節への強い刺激(固有受容覚)を通して、自分の身体の大きさや力加減を把握する力を育てます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
触覚の過敏性を緩和し、情緒を安定させる

内容:
ボールプールや砂遊び、水遊びなど、多様な触覚刺激を体験します。脊柱への心地よい刺激と並行して行うことで、感覚の偏りを整え、新しい環境や不慣れな感触に対しても過剰に反応しない土台を作ります。

領域: 健康・生活
案3

目標:
ビジョントレーニングで見る力を育てる

内容:
転がるボールを追いかける、動く的を狙って投げるなど、目と手の協応を促す遊びを行います。視覚情報を身体の動きに統合する力を高めることで、空間認知能力を向上させ、周囲の状況把握をスムーズにします。

領域: 認知・行動