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基本方針・全体目標 (無題)

サービス種別児童発達支援
年齢・学年8歳
利用者及び家族の意向人とのかかわり方の課題(人にちょっかいを出していやがられる)、うまく表現できず手や足が出る
体幹が弱い(授業中にじっとしていられない)、自分の感覚優位(自分が楽しいことは空いても楽しいと思ってしまう9
児童の特徴好きなこと・興味のあること
ハンモックやトランポリンなど、揺れたり跳んだりする遊び
サッカー、ボール投げ、ドッジボール、鬼ごっこ
チャンバラや剣を使った遊び
高い場所から跳ぶ、登る、ぶら下がるなどのダイナミックな運動
友だちや職員と一緒に遊ぶこと
ルールのある遊びや、少し難しい運動への挑戦
お餅やぜんざいなど、好きな食べ物を楽しむこと

特に、自分から「ボールで遊びたい」「チャンバラをしたい」と伝える場面があり、好きな活動への意欲が強く見られます。

得意なこと・伸びていること
1. 運動への意欲が高い

粗大運動に積極的で、ハンモックからマットへ跳ぶ、トランポリン、鉄棒、登る遊びなどに繰り返し挑戦しています。難しい課題でも、成功するまで取り組もうとする力があります。

2. ボール操作

ボールを投げる、狙う、蹴る、受けるといった活動を楽しめています。相手の動きやボールの位置を見ながら動く経験が増えており、空間認知やタイミングを合わせる力も育っています。

3. 挑戦する力と粘り強さ

最初は難しい遊具や運動でも、何度も繰り返して成功につなげています。できた時には笑顔や喜びが見られ、成功体験が次の挑戦への意欲につながっています。

4. 友だちとの関わり

友だちや職員と同じ遊びを楽しみ、鬼ごっこやボール遊び、チャンバラなどのやり取りができています。他児が遊んでいる様子を見て参加したり、自分から相手を誘ったりする姿も見られます。

5. ルール理解

「落としたらあかんで」など、自分でルールを考えて遊ぶ場面があります。簡単なルールを理解し、相手と共有しながら遊ぶ力が育っています。

苦手なこと・気になること
1. バランスを保つこと

バランスポールや不安定な遊具では、姿勢を保つことに難しさがあります。登る途中で落ちそうになり、不安や怖さが出る場面もあります。

2. 動きを調整すること

勢いよく動くことは得意ですが、動きをゆっくりにする、止まる、力加減を変えるなどの身体のコントロールは今後も経験が必要です。

3. 前庭感覚や身体感覚の整理

揺れ、回転、ジャンプ、高さのある遊びを強く好むことから、前庭感覚への刺激を求める傾向がうかがえます。一方で、揺れや高さに対して不安が出ることもあり、刺激を受けながら身体を安定させる力は発達途中と考えられます。

4. 周囲を見ながら動くこと

夢中になると、自分の動きや遊びたい気持ちが先に出やすいため、相手との距離、順番、安全確認などを意識する支援が必要です。

5. 気持ちを言葉で整理すること

「怖い」「難しい」「手伝ってほしい」などを、動きや表情だけでなく言葉で伝えられるようになると、安心して活動に取り組みやすくなります。

今後の課題

羽馬さんの課題は、運動を制限することではなく、好きな運動を十分に楽しみながら、次の力につなげていくことです。

不安定な場所で姿勢を保つバランス能力
跳ぶ、止まる、避ける、方向を変えるなどの運動調整力
力の強さや速さを変える力加減
目で見た情報に合わせて身体を動かす目と身体の協応
相手との距離や動きを捉える空間認知
順番やルールを守り、相手と遊びを続ける社会性
怖さや困り感を言葉で伝える自己表現
失敗しても気持ちを切り替えて再挑戦する自己調整力
今後の支援の方向性

羽馬さんは、「楽しい」「やってみたい」という気持ちが発達を引き出すタイプです。ハンモック、トランポリン、ボール、鬼ごっこ、チャンバラなどの好きな遊びを中心にしながら、「止まる」「待つ」「狙う」「避ける」「ゆっくり動く」といった要素を加えると効果的です。

できない部分を繰り返し練習させるよりも、本人が好きな遊びの中で成功しやすい段階を設定し、少しずつ難度を上げることが望まれます。特に、職員や友だちと一緒に「できた」「楽しかった」と共有する経験が、自信や対人関係の成長につながると考えられます。
方針本人の「やりたい」という意欲を最優先に、ダイナミックな遊びを通して身体の土台を整えます。脊柱の柔軟性と呼吸へのアプローチを軸に、感覚統合を促すことで、感情の自己調整能力と他者との調和的な関わりを育てていきます。
長期目標身体の軸(脊柱)を安定させ、自分の感情と動きをコントロールできるようになることで、友だちとルールを守って楽しく過ごす。
短期目標好きな遊びをやり切りながら、活動の合間に「止まる」「吐く」を取り入れ、身体感覚の整理と適切な自己表現の基礎を作る。
提供時間60分

📎 アップロードされたファイル

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 身体のコントロールと姿勢保持
案1

目標:
脊柱の柔軟性を高め、無意識に姿勢を保持する力を養う。

内容:
大トランポリンでの相同の動き(両足跳び)を中心に、身体の正中線を意識します。足裏のメカノレセプターを刺激し、脊柱から脳への信号伝達をスムーズにすることで、授業中も疲れにくい安定した姿勢の土台を作ります。

領域: 健康・生活
案2

目標:
前庭覚と固有受容覚を統合し、不安定な場所でも自信を持って動く。

内容:
ハンモックやバランスポールを使い、揺れの中で姿勢を保つ遊びを行います。脊柱のしなりを活かしてバランスをとる経験を積み、身体の「内側」を感じる力を育てることで、高さや揺れに対する不安を安心感へと変えていきます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
粗大運動から微細運動への流れを作り、身体の連動性を高める。

内容:
登る・ぶら下がる等のダイナミックな動きで肩甲骨周りを緩め、脊柱から手首、指先へと繋がる発達の流れを促します。体幹が安定することで、手先の力加減や動きの微調整が可能になり、落ち着いて活動に取り組む力に繋げます。

領域: 運動・感覚
項目: 対人関係と社会性の向上
案1

目標:
ボール遊びを通して、相手との適切な距離感とタイミングを学ぶ。

内容:
ドッジボールやサッカーを通し、相手の動きを「見る」力と自分の動きを合わせる練習をします。ボールの受け渡しというコミュニケーションの基礎を体験し、自分も相手も「楽しい」と感じられる距離感を身体で覚えていきます。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
ルールのある遊びの中で、自己抑制と他者への意識を育てる。

内容:
鬼ごっこやチャンバラに「ストップ&ゴー」の要素を取り入れます。やりたい気持ちを認めつつ、合図で動きを止める経験を繰り返すことで、衝動をコントロールし、周りの状況を確認しながら動く社会性をスモールステップで養います。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
「やりたい」をやり切る経験から、他者への譲り合いに繋げる。

内容:
本人が選んだ遊びを満足するまでやり切る時間を保障し、心の余裕を作ります。十分な発散の後に、職員との交代や順番待ちを提案し、成功体験を共有することで「待つこと」や「譲ること」への前向きな意欲を引き出していきます。

領域: 人間関係・社会性
項目: 感情の表出と言語コミュニケーション
案1

目標:
呼吸のコントロールを通して、感情の波を穏やかに整える。

内容:
活動の合間に「水吹き」や「シャボン玉」など、息をしっかりと吐き切る遊びを取り入れます。深く吐くことで脊柱を緩め、副交感神経を優位に導くことで、手足が出る前に自分の気持ちを落ち着かせる身体の状態を作っていきます。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
オノマトペを活用し、身体感覚と感情を言葉に結びつける。

内容:
ジャンプの際に「ぴょん」、ぶつかった時に「どん」等のオノマトペを職員が添え、動きと音を一致させます。自分の身体の状態を擬音で捉えることから始め、徐々に「怖い」「手伝って」等の言葉で内面を表現できるよう支援します。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
成功体験を言語化し、自己肯定感と自己調整力を高める。

内容:
難しい運動に挑戦し「できた」瞬間に、その時の感覚や喜びを具体的に認めて褒めます。自分の努力と結果を言葉で振り返る習慣をつけることで、失敗しても「次はこうしよう」と気持ちを切り替える自己調整力を育てていきます。

領域: 認知・行動