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基本方針・全体目標 (池田 活紀 )

サービス種別児童発達支援
年齢・学年6歳1か月
利用者及び家族の意向テンポが遅い、理解力が低い、苦手意識が強い、アトピーがひどい
外では力が入っている、指先が不器用、体幹が弱い
児童の特徴落ち着かない、右利きで左手の支援が必要、アトピーがひどい

① この子の好きな遊び

身体感覚をしっかり使う遊びが圧倒的に中心

滑り台(特に「スピード・繰り返し・競争」)
トランポリン・ジャンプ系
ストライダー・走る・追いかけっこ
四つ這い・動物歩き(亀・モササウルスなど)
バランスボール・スラックライン
マット遊び(押す・潜る・囲まれる)
砂遊び・穴掘り・泥遊び
ボール遊び(転がす・投げる・競争)
チャンバラ・戦いごっこ

👉特徴:
「動く+負荷+バランス」=好き

② この子が楽しいと思っていること

感覚がしっかり入る+結果が見える体験

スピード感(滑る・走る)
重さ・圧(ミット・マット・押す遊び)
包まれる感覚(布・秘密基地)
回る・揺れる(前庭刺激)
高い→低い(スリル)
できた!が分かる遊び(ジャンプ・成功体験)
見立て遊び(家・基地・警察・鬼)

👉特徴:
「身体で感じる安心+刺激のバランス」

③ この子が前向きにやっていること

挑戦・工夫・関わりがしっかり出ている

高い所への挑戦(滑り台・ジャンプ)
新しい遊びへの参加(毒キノコゲーム・鬼ごっこ)
自分でルールを理解して遊ぶ
遊びを広げる(かくれんぼ→泥棒ごっこ等)
「どうやるの?」と考える姿勢
競争・記録更新への意欲
友達との協力・やりとり

👉特徴:
「やらされる」ではなく「自分でやる」タイプ

④ この子がワクワクする遊び

ストーリー+身体刺激+役割がある遊び

秘密基地づくり(潜る・囲まれる)
鬼ごっこ・警察ごっこ・戦いごっこ
宝探し・隠す→見つける
動物になりきる遊び
競争(どっちが早い?)
ミッション型遊び(倒す・守る・逃げる)
パンダ・恐竜などのキャラクター遊び

👉特徴:
「役になりきる+動ける」=最強にハマる

総合評価(かなり重要)

この子は

▶「感覚統合型 × 冒険型タイプ」

です。

特に強いのは:

固有受容覚(押す・重さ・力)
前庭覚(揺れる・回る・スピード)
ボディイメージ形成(四つ這い・ジャンプ)
支援の核心(プロ視点)

この子にとっての最適環境は

✔「安心できる刺激の中で、挑戦できる遊び」

です。

つまり

安心(包まれる・重さ)
刺激(スピード・ジャンプ)
ストーリー(ごっこ遊び)

この3つが揃うと
一気に伸びるタイプです
方針本人の『やりたい』という意欲を最優先に、身体の土台である脊柱の柔軟性と呼吸を整えることで、感情の安定と身体コントロールの向上を目指します。児童発達支援の視点から、遊びを通じた感覚統合を行い、外での緊張を緩和しながら自己肯定感を育む支援を行います。
長期目標脊柱の柔軟性と呼吸の連動を高め、身体と感情のコントロールを習得することで、自信を持って集団生活を楽しめるようになる。
短期目標相同の動き(両手・両足)から同側の動きへの移行をスムーズにし、大きな声や吹く遊びを通して呼吸を整え、自分の気持ちを発散できるようになる。
提供時間60分

📎 アップロードされたファイル

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 落ち着きのなさ・不安へのアプローチ
案1

目標:
脊柱の柔軟性を高め、心理的な安心感を得る

内容:
不安の元となる脊柱の固さを緩和するため、バランスボールやマットの上でゴロゴロと転がる遊びを行い、背面の柔軟性を高めることで身体から安心感を作っていきます。

領域: 健康・生活
案2

目標:
呼吸のコントロールにより感情の波を整える

内容:
大きな声を出す遊びや、水吹き・シャボン玉などの「吐き切る」動作を繰り返し行い、呼吸を深くすることで自律神経を整え、無意識下の緊張や不安を解消していきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
やりたいことをやり切り、満足感を高める

内容:
本人の冒険心を活かし、探索活動や好きな遊びを納得いくまでやり切る環境を整えます。達成感を積み重ねることで、落ち着きのない動きを前向きな意欲へと繋げていきます。

領域: 人間関係・社会性
項目: 左手の支援・手先の不器用さ
案1

目標:
身体の発達の流れに沿って末端の動きを育てる

内容:
いきなり指先を使うのではなく、脊柱から肩甲骨、肘へと繋がる発達の流れを意識した粗大運動を行います。ぶら下がりや壁登りを通して、手首や掌の力を育てていきます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
相同の動きから左右の連動性を高める

内容:
両手で大きなボールを投げる、両足でジャンプするといった相同の動きを基礎とし、徐々に左右の手を別々に使う動きを取り入れ、左手の意識と活用を促していきます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
触覚刺激を通してボディイメージを確立する

内容:
砂遊びや泥遊び、マットに挟まれる圧迫刺激などを通して、左手を含む全身の感覚を脳に届けます。自分の身体の範囲を正しく認識することで、道具の操作性を高めます。

領域: 認知・行動
項目: 体幹の弱さ・姿勢保持
案1

目標:
足裏の感覚を刺激し、姿勢の土台を作る

内容:
裸足での活動を基本とし、足裏のメカノレセプターを刺激するスラックラインや不安定なマット歩きを行います。足指から脊柱への連動を高め、無意識に姿勢を保つ力を養います。

領域: 健康・生活
案2

目標:
身体の正中線を意識し、バランス能力を向上させる

内容:
トランポリンでの両足跳びや、身体の真ん中を意識して真っ直ぐ進む遊びを行い、正中線を確立します。軸が安定することで、座り姿勢の崩れや転倒の防止に繋げます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
前庭感覚への刺激で空間把握能力を高める

内容:
滑り台や揺れる遊具を用いた前庭感覚へのアプローチを行い、スピード感や揺れの中で身体を支える経験を積みます。三半規管を整えることで、体幹の安定性を引き出します。

領域: 運動・感覚
項目: 理解力・テンポへの支援
案1

目標:
オノマトペを用いて動きとリズムを一致させる

内容:
「ピョン」「トントン」といったオノマトペ(擬音)を動きに合わせ、身体全体でリズムを獲得します。言葉と動作を繋げることで、指示の理解や行動のテンポを整えます。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
ストップ&ゴーの遊びで切り替えの力を養う

内容:
音楽や合図に合わせて「動く・止まる」を繰り返す遊びを行い、身体的なブレーキとアクセルの切り替えを練習します。自分のタイミングを相手に合わせる力を育てます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
見通しを持てるストーリー性のある遊びの展開

内容:
ミッション形式やごっこ遊びの中で、次に何をするかの順序を身体で体験します。イメージ力を活かした右脳へのアプローチにより、段取りを理解する力を支援します。

領域: 人間関係・社会性
項目: 緊張の緩和・アトピーへの配慮
案1

目標:
ストレスを発散し、身体の緊張を解き放つ

内容:
外で頑張りすぎる緊張を緩めるため、ミット打ちや力一杯引っ張る遊びでエネルギーを出し切ります。力を出し切ることで脱力を促し、心身のリラックス状態を作ります。

領域: 健康・生活
案2

目標:
深い呼吸により皮膚の過敏性を和らげる

内容:
ストレスと関連の深いアレルギー反応に対し、脊柱の柔軟と深い呼吸でアプローチします。吐く息を長くする遊びを取り入れ、副交感神経を優位に導く支援を行います。

領域: 健康・生活
案3

目標:
安心安全な環境で自己肯定感を高める

内容:
「できた!」を実感できるスモールステップの課題を提示し、小さな成功を職員間で共有し褒め抜きます。安心できる場所で自分を認める経験が、外での緊張緩和に繋がります。

領域: 人間関係・社会性