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基本方針・全体目標 (上見 侑聖)

サービス種別放課後等デイサービス
年齢・学年7歳11か月
利用者及び家族の意向頑張りすぎる傾向の支援、初めてのことにチャレンジが苦手、偏食
児童の特徴この子は「怖さ」と「頑張る力」を両方持っている子、そして今は「安心できる環境の中で、挑戦が少しずつ出てきている段階」、
現状アセスメント(統合評価)
(1)身体面
・バランスや姿勢に不安定さが見られる
・階段など高さや不安定な場面に対して恐怖心あり
・動きに慎重さがあるが、慣れるとダイナミックに動ける

(2)感覚面
・前庭感覚(揺れ・高さ)に対する不安と興味が混在
・安心できる環境では感覚遊びに積極的

(3)認知・行動面
・新しいことへの不安が強い
・失敗回避傾向あり
・頑張りすぎる(完璧志向)

(4)情緒面
・評価や結果に敏感
・安心できると意欲が大きく高まる

(5)生活・学習面
・偏食あり(食感・経験不足による回避)
・文字や絵に対して苦手意識あり(回避行動)

(6)強み
・身体を使う遊びが好き(トランポリン・ボール・アスレチック)
・興味が乗ると集中力が高い
・安心できると挑戦できる力を持っている

本児は「不安の強さ」と「高い努力性」を併せ持つため、
評価中心の関わりではなく、安心と成功体験を基盤とした支援が不可欠である。

身体感覚の安定を土台とし、情緒の安定を経て、
初めて認知・学習面への発展が期待できる段階にある。

方針本児の「頑張る力」を活かしつつ、脊柱の柔軟性や呼吸へのアプローチを通じて心理的な安心感の土台を築きます。身体の正中線の理解や感覚統合を進めることで、普通級での集団生活に自信を持って適応できるよう、成功体験を積み重ねる支援を行います。
長期目標身体のコントロールを通じて感情の柔軟性を高め、新しい環境や課題に対しても「やりたい」という意欲を持って前向きに挑戦できる。
短期目標脊柱を意識した粗大運動や呼吸の遊びを通じ、身体の緊張を自分で緩める感覚を掴むとともに、スモールステップでの成功体験を積み上げる。
提供時間放課後利用時(約2時間〜3時間)

📎 アップロードされたファイル

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 頑張りすぎる・不安
案1

目標:
脊柱の柔軟性を高め、身体から安心感を作る

内容:
不安の元となる脊柱の固さをとるため、バランスボール等で背面の柔軟性を高めます。呼吸を深くすることで、身体の内側から安心感を作り、頑張りすぎる緊張状態を緩和していきます。

領域: 健康・生活
案2

目標:
呼吸のコントロールでリラックス状態を促す

内容:
大きな声を出したり、指定のものを吹き飛ばしたりする遊びを通して、しっかりと息を吐き切る練習を行います。呼吸のコントロールが、感情のコントロールやリラックスに繋がるよう支援します。

領域: 健康・生活
案3

目標:
身体感覚の安定により心理的柔軟性を養う

内容:
身体のコントロールを通して、自分の感情の変化に気づく練習を行います。脊柱の柔軟性を高めることで心の柔軟性を育て、普通級での集団生活における緊張を自分自身で和らげる力を養います。

領域: 人間関係・社会性
項目: 初めてのことへのチャレンジ
案1

目標:
「やりたいことをやり切る」体験で自信を育む

内容:
本人の興味がある活動を「やり切る」体験を重視します。動きにオノマトペやリズムを合わせることで、新しい活動への見通しを立て、失敗への不安を身体のリズムで解消していきます。

領域: 認知・行動
案2

目標:
身体的な切り替え遊びで失敗への不安を軽減する

内容:
ストップ&ゴーの遊びを取り入れ、身体的な切り替えの練習を行います。成功体験をスモールステップで積み重ね、評価を気にせず「できた」という実感を身体感覚として定着させていきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
イメージ力のアプローチで挑戦意欲を引き出す

内容:
「No」と言える安心な環境を保障しつつ、本人が選んだ課題に挑戦します。右脳へのイメージアプローチを大切にし、段取りを身体の動きで理解することで、未知の課題への心理的障壁を下げます。

領域: 人間関係・社会性
項目: バランス・姿勢の不安定さ
案1

目標:
相同の動きで身体の正中線を意識する

内容:
まずは両足で跳ぶ「相同の動き」で身体の正中線を理解します。足裏のメカノレセプターを刺激し、無意識下で姿勢を保持できる身体を作ることで、不安定な場所での恐怖心を軽減します。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
前庭感覚の統合により空間把握能力を高める

内容:
スラックラインや大きなトランポリンを使用し、前庭感覚を刺激します。上肢と下肢を連動させる粗大運動を繰り返し、揺れや高さに対する不安を、楽しい身体感覚へと塗り替えていきます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
足裏からの連動でスムーズな動作を獲得する

内容:
裸足での活動を基本とし、足指から脊柱への連動を高めます。相同の動きから同側、対側の動きへと段階的に移行し、階段の昇降や複雑な動作をスムーズに行えるよう身体の土台を整えていきます。

領域: 運動・感覚
項目: 偏食・感覚の偏り
案1

目標:
脊柱への刺激で感覚過敏を緩和する

内容:
感覚過敏と関連の深い脊柱への刺激や、マットで身体を包む圧迫刺激を行い、感覚の調整を図ります。吹く遊びで口腔機能を高め、食感への抵抗感を身体アプローチから改善していきます。

領域: 健康・生活
案2

目標:
触覚刺激の受容幅を広げ回避行動を減らす

内容:
砂遊びや全身を使った感覚遊びを通じ、触覚の防衛反応を和らげます。脊柱から肩甲骨、指先へと繋がる発達の流れを意識した運動を行い、手先の不器用さからくる回避行動を減らしていきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
口腔機能の発達を促し食事の意欲を支える

内容:
シャボン玉や水吹き遊び等の吸啜・呼吸刺激を行い、口の周りの筋肉を育てます。感覚統合の視点から全身への適切な刺激を入力し、特定の食感や刺激に対する過敏さを身体の土台から緩和します。

領域: 健康・生活