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基本方針・全体目標 (無題)

サービス種別児童発達支援
年齢・学年4歳
利用者及び家族の意向言葉の不安、姿勢保持の不安、ケンケンが苦手、走り方がつま先重心、自信がない、切り替えができない、疲れが出るとチック症が出る、肌荒れがある
児童の特徴① 好きな遊び・好きなこと

(記録から抽出)

● 身体を動かす遊び(かなり強い)

滑り台、坂道、ジャンプ、トランポリン
跳び箱(繰り返しチャレンジ)
バランスボール・平均台
ハンモック(前庭刺激を楽しむ)

● 「繰り返し遊び」

同じ動きを何度もやる
登る→滑る→またやる
→ 安心感と学習を同時に得ている

● 手先・操作遊び

折り紙、飛行機作り
組み立て(ブロック・コース)
お絵描き・はさみ

● イメージ遊び・見立て遊び

車遊び(道路・駐車)
ままごと(料理・配膳)
釣り遊び

👉まとめ
「動く×作る×イメージする」全部あるバランス型
ただしベースは「身体感覚(前庭・固有感覚)」が強い子

② 得意なこと(強み)

● 身体の使い方(特に動的)

登る・跳ぶ・バランス
全身協調が伸びてきている

● 模倣力・理解力

友達の真似ができる
見て学ぶ力がある

● 継続力

何度も繰り返せる
「できた!」を積み上げるタイプ

● 空間認知(伸びている)

組み立て
コース作り
パズル
③ 苦手なこと・課題
(1)姿勢・体幹の安定
疲れると崩れる(検査でも指摘)
椅子でゴソゴソ動く

👉背景
抗重力姿勢(体幹)がまだ未安定

(2)微細運動の精度
指先は使えるが「雑さ」が残る
力加減・コントロール

👉背景
固有感覚(力の調整)が未熟

(3)言語理解(抽象・長い説明)
数・比較・長い文章が弱い
3語文レベル

👉背景
身体→言葉の統合が途中段階

(4)感情・認知の揺れ
わからない課題で止まる
できる課題は全力

👉背景
成功体験依存型(いい状態)だが、失敗耐性はまだ弱い

■ 核心(この子の発達の本質)

👉一言でいうと

「身体は伸びている途中、頭はそれに追いつこうとしている段階」

つまり

身体(前庭・固有) → 伸びている
体幹 → まだ弱い
手先 → これから精度UP
言葉 → 身体に引っ張られて発達中

👉だから
遊びで伸びるタイプ(机ではなく体から)

■ 苦手を“遊びながら改善する方法”(重要)
① 体幹・姿勢 → 遊びで作る

●おすすめ

ハンモック(揺れる+止まる)
トランポリン(ジャンプ→止まる)
押し相撲(バランス)

👉ポイント
「動く」+「止まる」をセットにする

② 指先のコントロール

●おすすめ

洗濯バサミ遊び
粘土(ちぎる・丸める)
釣り遊び(つまむ)

👉ポイント
“強く”ではなく“ちょうどよく”を体験させる

③ 言葉・理解

●おすすめ

ごっこ遊び(料理・お店)
「説明させる」遊び
2択→3択→説明へ

👉ポイント
身体→言葉に変換する経験

④ 失敗耐性

●おすすめ

わざと難しい遊び
「惜しい!」を増やす
大人が楽しそうにミスする

👉ポイント
成功100%ではなく“70%成功”に設定

■ この子にとって一番大事な支援(核心)

👉結論

「できた!」を身体で積み上げ続けること

具体的には

繰り返しOK(むしろ必要)
動きながら学ぶ
楽しい→やる→伸びる
方針身体の土台作りを最優先し、本人の「やりたい」という意欲を軸に、脊柱の柔軟性向上と呼吸の安定を図ります。相同の動きから同側の動き(ケンケン等)への発達段階を丁寧に踏むことで、運動能力だけでなく、自信や言語能力の向上、さらには緊張からくるチック症状の緩和を目指す総合的なアプローチを行います。
長期目標身体の正中線を意識した安定した姿勢を保持し、全身の連動性を高めることで、自分の感情や動きをコントロールしながら自信を持って周囲とコミュニケーションが取れるようになる。
短期目標相同の動き(両足ジャンプ等)で体幹を整え、ケンケンなどの同側の動きに挑戦する。また、遊びの中で「やり切る」体験を積み重ね、大きな声や呼吸を通して身体の緊張を緩められるようになる。
提供時間60分〜90分

📎 アップロードされたファイル

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 姿勢保持と体幹の安定(相同の動き)
案1

目標:
両足ジャンプなどの相同の動きで身体の真ん中(正中線)を意識する。

内容:
大トランポリンで両足跳びを繰り返し、身体の軸を感じる遊びを行います。相同の動きを徹底することで脊柱を安定させ、疲れにくい姿勢の土台を作ります。着地時にピタッと止まる「ストップ&ゴー」を取り入れ、抗重力姿勢を保持する力を育てます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
滑り台の逆走や四つ這い運動で、全身の筋緊張を整える。

内容:
斜面を登る動きを通して、手足の力を連動させる相同の動きを経験します。自分の重さを支える経験を積むことで、固有受容感覚を刺激し、椅子に座る際もゴソゴソせずに安定して姿勢を保てる身体作りを、遊びの中で楽しみながら進めていきます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
バランスボールや平均台を使い、無意識下での姿勢制御を促す。

内容:
不安定な場所で姿勢を保つ遊びを行い、足裏のメカノレセプターを刺激します。相同の動きで体幹を支える力を養い、疲れが出た時でも姿勢が崩れにくいよう、脊柱を支えるインナーマッスルを活性化させます。できた瞬間を逃さず褒め、自信に繋げます。

領域: 認知・行動
項目: ケンケンと走り方の改善(同側の動き)
案1

目標:
相同から同側の動きへ移行し、ケンケンができるようになる。

内容:
両足ジャンプが安定した後、片足ずつ交互に動かす「同側の動き」へステップアップします。ケンケンパのコースを作り、リズムに合わせて片足で支える経験を積みます。つま先重心の走り方を改善するため、足裏全体で地面を捉える感覚を遊びで伝えます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
階段昇降や段差遊びで、左右の足を分離して使う力を育てる。

内容:
段差を一段ずつ交互に降りる動きや、片足立ちでの釣り遊びを行い、同側のバランス感覚を養います。身体の左右差を整えることで、走り方のぎこちなさを解消し、全身をスムーズに連動させて動かせるよう、スモールステップで支援を行います。

領域: 健康・生活
案3

目標:
リズム遊びを通して、足運びのタイミングとコントロールを学ぶ。

内容:
音楽やオノマトペに合わせてケンケンやスキップの練習を行います。同側の動きをリズムに乗せることで、脳と身体の統合を促します。つま先立ちになりやすい癖に対し、踵から着地する「かかと歩き」を遊びに取り入れ、足裏の感覚を正しく育てます。

領域: 認知・行動
項目: 自信の向上と失敗耐性(やり切り体験)
案1

目標:
「やりたい」遊びを納得するまでやり切り、自己肯定感を高める。

内容:
本人が選んだ滑り台や跳び箱を、満足するまで繰り返す時間を大切にします。「自分で決めてやり切った」という成功体験を身体に刻むことで、自信を育みます。わからない課題で止まった時は、すぐに助けず「惜しい!」と励まし、再挑戦を促します。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
スモールステップの課題設定で、失敗を恐れず挑戦する心を育む。

内容:
成功率70%程度の遊びを提供し、少しの努力で「できた!」を味わえるようにします。大人がわざと失敗して楽しむ姿を見せることで、失敗は怖くないというイメージを共有します。身体を動かして「できた」を積み上げることが、心の柔軟性に繋がります。

領域: 認知・行動
案3

目標:
得意な模倣力を活かし、友達や職員と一緒に課題をクリアする。

内容:
友達が挑戦している姿を模倣する機会を作り、「一緒にできた」という喜びを共有します。身体を大きく使った遊びの中で、周囲からの承認をたくさん受けることで、内面からの自信を引き出します。成功体験を言葉にして伝え、セルフイメージを高めます。

領域: 人間関係・社会性
項目: 言葉の不安と理解(呼吸とオノマトペ)
案1

目標:
動きとオノマトペを合わせ、言葉のリズムを身体で獲得する。

内容:
ジャンプに合わせて「ぴょん!」、滑る時に「しゅー!」と声を出し、身体の動きと言葉を一致させます。呼吸を止める癖を改善するため、声を出しながら動くことを促し、脳の覚醒を高めながら、自然な発語や3語文へのステップアップを支援します。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
吹き戻しやシャボン玉遊びで、口腔機能と呼吸を整える。

内容:
「しっかり吐き切る」呼吸のアプローチとして、吹く遊びを積極的に行います。口腔周りの筋肉を育てることで滑舌の明瞭化を図り、言葉への不安を軽減します。身体のリズムが整うことで、長い文章の理解や説明する力も遊びの中で引き出していきます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
イメージ遊びの中で、自分の気持ちを言葉にする経験を積む。

内容:
ままごとや車遊びなどの見立て遊びを通し、状況を説明したり役割を演じたりする中で語彙を増やします。身体感覚が豊かな長所を活かし、「楽しい」「びっくりした」などの感情をオノマトペと共に表現できるよう、職員が共感的に関わります。

領域: 言語・コミュニケーション
項目: 緊張緩和とチックへの対応(脊柱の柔軟性)
案1

目標:
脊柱の柔軟性を高め、身体の緊張からくるチック症状を緩和する。

内容:
バランスボールでの揺れやハンモックでのリラックスタイムを作り、背面の緊張を緩めます。脊柱が柔らかくなることで自律神経が整い、疲れが出た時のチック症状を身体からアプローチして軽減します。大きな呼吸で脱力する心地よさを体験させます。

領域: 健康・生活
案2

目標:
大きな声を出して「出し切る」遊びで、内面のストレスを発散する。

内容:
全力で走る、大きな声を出すなど、エネルギーを外に放出する遊びを行います。感情を溜め込まずに「出し切る」ことで、無意識の緊張を解放します。活動の合間に深呼吸を取り入れ、オンとオフの切り替えを身体の感覚で覚えられるよう支援します。

領域: 認知・行動
案3

目標:
触覚刺激や圧迫刺激(マット挟み)で、安心感と身体の境界線を作る。

内容:
マットに挟まれたり、シーツで包まれたりする遊びを通し、固有受容覚に強い刺激を入れます。自分の身体の範囲をしっかり感じることで安心感が生まれ、外からの刺激に対する過敏さや緊張が和らぎます。肌荒れ等にも配慮し、リラックスできる環境を整えます。

領域: 運動・感覚