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基本方針・全体目標 (無題)

サービス種別児童発達支援
年齢・学年5歳
利用者及び家族の意向新しい事への不安の緩和。気持ちの切り替えが難しくなることもある。強く言われたりしたときに自分の気持ちを伝えられる、うけながせるようになって欲しい。ボキャブラリーの獲得
児童の特徴好きなこと
追いかけっこや鬼ごっこ
トランポリン、アスレチック、滑り台など体を大きく使う遊び
水遊び、プール遊び
カエルなど生き物探し
銃のおもちゃを使ったごっこ遊び
音を出す遊び(太鼓・鍵盤ハーモニカ・リコーダーなど)
職員とのやり取りやリアクション遊び

特に「自分で遊び方を見つける力」が強く、遊具や環境を工夫しながら遊びを広げていました。まさに“遊びの天才肌”という印象です。

得意なこと
全身を使ったダイナミックな運動
走る・跳ぶ・登るなどの粗大運動
エネルギーを使って長時間活動すること
自分から遊びを展開すること
周囲を観察して面白いことを見つけること
人とのやり取りを楽しむこと

また、

初回利用でも緊張が少なく自然に活動へ入れる
楽しみながら周囲と関われる
笑顔で活動に参加できる

など、環境への適応力も見られていました。

嫌い・苦手そうなこと

記録の中では「強い苦手」や「拒否」はあまり見られていませんでしたが、傾向としては、

静かにじっとして過ごす活動
エネルギーを抑える場面
自分のペースを止められること

は少し難しさがありそうです。

また、

刺激を求める様子
常に体を動かしていたい様子

が多く見られたため、身体感覚への欲求が強いタイプと考えられます。

課題として考えられること

記録から考えられる課題は、

気持ちやエネルギーのコントロール
興奮した時の切り替え
遊びの中で安全面を意識すること
相手との距離感や力加減
落ち着いて取り組む活動への移行

などです。

ただ、これらは「困り感」というより、
“元気さ・好奇心・感覚欲求の強さ”が土台にあるものとして見られていました。

一年を通して変化したこと

記録を通して見ると、

① 環境への安心感が増えた

最初から比較的スムーズではありましたが、
回数を重ねるごとに職員との関係性が深まり、より安心して自分らしく活動できる様子が増えていました。

② 遊び方がより主体的になった

初期は「追いかけっこ中心」でしたが、
徐々に、

自分で遊びを展開する
相手の反応を楽しむ
生き物や水遊びへ興味を広げる

など、遊びの幅が広がっていました。

③ 人とのやり取りを楽しめる場面が増えた

職員にボールを当てて反応を楽しんだり、
カエルの様子を言葉で共有したり、
“相手と気持ちを共有する楽しさ”が増えている印象がありました。

④ 気持ちの整理が少しずつできるようになった

最後にハイタッチをして切り替えるなど、
活動の終わりに気持ちを整える場面も見られており、
少しずつ「切り替え」の経験が積み重なっている様子がありました。

全体として、真叶くんは
「身体を使って世界を感じながら、人との関わりを楽しむタイプ」のお子さんで、遊びを通して成長が大きく伸びている様子が伝わってきました。にぎやかでエネルギッシュ、でも人との関係をしっかり楽しめる力が育ってきている印象です。
方針本人の「遊びの天才」という長所を最大限に活かし、ダイナミックな全身運動を通して身体の土台(脊柱・呼吸)を整えます。やりたいことをやり切る体験を積み重ねることで、感情のコントロールや切り替えの力を育み、自分の気持ちを豊かに表現できるコミュニケーション能力の向上を目指します。
長期目標身体をたくさん使いながら、脊柱の柔軟性と呼吸のコントロールを獲得し、感情の波を自分で穏やかに整え、相手に自分の思いを言葉で伝えられるようになる。
短期目標遊びの中で「ストップ&ゴー」などのルールを楽しみ、身体のオン・オフを意識することや、オノマトペを用いたリズム遊びで語彙を増やし、人とのやり取りを深める。
提供時間60分〜120分

📎 アップロードされたファイル

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: エネルギーの発散とコントロール
案1

目標:
全身を使い切り、自分の出力を調整する力を養う。

内容:
大トランポリンやアスレチックで「やりたいことをやり切る」体験を重ねます。脊柱をしっかり動かし、全身の力を出し切ることで、無意識下の筋緊張を緩め、自分自身でエネルギーをコントロールできる身体の土台を創っていきます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
相同の動きを通して身体の正中線を意識し、動きを安定させる。

内容:
両手・両足で力いっぱい跳ねる「相同の動き」を遊びに取り入れ、身体の真ん中を意識できるようにします。エネルギーを一点に集中させたり、分散させたりする経験を通し、興奮しすぎない自己制御の力を遊びながら獲得していきます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
呼吸のアプローチにより、活動のオンとオフを切り替える。

内容:
ダイナミックな活動の合間に、深く息を吐き切る遊びを取り入れます。しっかり吐くことで脱力を促し、身体のスイッチを自分でオフにする感覚を掴みます。全力で動いた後の心地よい静止を体験し、エネルギーの強弱を学んでいきます。

領域: 認知・行動
項目: 気持ちの切り替え
案1

目標:
身体的な「止まる」動きを通して、心理的な切り替えを促す。

内容:
「ストップ&ゴー」の遊びを通し、指示に合わせて身体をピタッと止める練習をします。身体のコントロールが感情のコントロールに繋がることを活用し、遊びの終了時や活動の移行時に、自分の意志で気持ちを切り替えられるよう支援します。

領域: 認知・行動
案2

目標:
オノマトペとリズムを用いて、スムーズな行動移行を支援する。

内容:
活動の終わりに特定のオノマトペやリズムを合わせることで、脳に次の行動への合図を送ります。言葉だけでなく身体のリズムを一致させることで、無理なく「やりたい」気持ちを次の活動へ繋げ、納得感を持って切り替えられるようにします。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
脊柱の柔軟性を高め、環境の変化に対する不安を緩和する。

内容:
バランスボールやマット遊びで脊柱を緩め、身体の背面をリラックスさせます。背中の緊張が解けることで心の柔軟性も高まり、急な予定変更や遊びの制限に対しても、パニックにならずに落ち着いて受け流せる心の余裕を育てていきます。

領域: 健康・生活
項目: 自分の気持ちを伝える力
案1

目標:
「吐き切る」呼吸を習得し、言葉に感情を乗せて伝える。

内容:
大きな声を出したり、水吹き遊びで息をしっかり吐き切る練習をします。呼吸を整えることで、強く言われた時でも身体を固めず、自分の「嫌だ」「こうしたい」という思いをスムーズに言葉として外に出せるようアプローチしていきます。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
「Yes, and」の関わりを通し、自己表現への自信を深める。

内容:
本人の自由な発想を「Yes, and」で受け入れ、遊びを発展させるやり取りを大切にします。自分の表現が肯定される安心安全な環境の中で、相手に自分の気持ちを伝える楽しさを実感し、ボキャブラリーを活かした自己主張を促します。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
リアクション遊びを通して、相手との双方向の対話を楽しむ。

内容:
銃のごっこ遊びや職員との追いかけっこを通し、相手の反応を見ながら自分の行動を調整する経験を積みます。やり取りの中で自分の意図を相手に伝える必要性を感じさせ、状況に応じた適切な言葉選びや伝え方を遊びの中で学びます。

領域: 人間関係・社会性
項目: 新しい事への不安緩和
案1

目標:
身体の土台を整え、未知の刺激に対する耐性を高める。

内容:
脊柱の柔軟性向上と足裏への刺激(メカノレセプターの活性化)を行い、身体の軸を安定させます。内側からの安心感が育つことで、初めての場所や道具に対しても過度な緊張をせず、本来の好奇心を発揮して挑戦できる状態を作ります。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
スモールステップでの成功体験を通し、自己肯定感を高める。

内容:
本人の得意な「工夫する力」を活かし、少しだけ新しい要素を加えた遊びを提案します。「できた」という小さな達成感を積み重ねることで、自信を育み、未経験のことに対しても「やってみよう」と思える前向きな意欲を支えていきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
安心できる大人との関係を基盤に、探索活動を広げる。

内容:
まずは信頼関係のある職員とマンツーマンで新しい遊びをやり切り、安心感を確保します。その「安心の拠点」から徐々に活動範囲を広げることで、心理的な壁を低くし、新しい環境や人に対しても自分らしく振る舞えるよう支援します。

領域: 人間関係・社会性
項目: ボキャブラリーの獲得
案1

目標:
動きとオノマトペを融合させ、言葉のリズムを獲得する。

内容:
走る、跳ぶ、登るといったダイナミックな動きに合わせ、多様なオノマトペ(擬音語・擬態語)を投げかけます。身体の動きと音のリズムを一致させることで、言葉の意味を感覚的に理解し、表現の幅を自然に広げていけるよう支援します。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
生き物探しや自然体験を通し、知的好奇心と言葉を繋ぐ。

内容:
カエル探しなどの探索活動を通し、発見したことや驚きを言葉にする機会を作ります。本人のワクワクする感情と新しい単語をセットで経験することで、記憶に定着しやすくし、自分の体験を他者に説明する力を養っていきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
楽器遊びや音の出る遊具を通し、聴覚的な理解を深める。

内容:
太鼓やリコーダーなど、音を出す遊びを通してリズム感を養います。音の強弱やテンポの聞き分けは言語の理解力とも深く関わっているため、楽しみながら聴覚的な注意力を高め、明瞭な発音や豊かな語彙の獲得へと繋げていきます。

領域: 言語・コミュニケーション
項目: 対人関係と距離感・力加減
案1

目標:
ボール遊びを通して、相手とのタイミングと距離を学ぶ。

内容:
ボールの投げ合いやキャッチボールを通し、相手が受け取りやすい強さやタイミングを身体で覚えます。1対1のやり取りを基本に、相手の反応を観察する視機能を育て、適切な対人距離や力加減を遊びの中で身につけていきます。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
相同から対側への動きの発展により、脳の統合と客観視を促す。

内容:
両手投げから片手投げへ、また複雑なアスレチックでの手足の連動など、身体を左右別々に使う「対側の動き」を増やします。脳の統合が進むことで、自分を客観的に見る力が育ち、興奮時でも相手の状況に気づける冷静さを養います。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
ルールのある集団遊びで、社会的な協調性を育む。

内容:
鬼ごっこなどのルールがある遊びの中で、自分の役割や守るべき境界線を理解します。やりたい気持ちを優先しながらも、周りと足並みを揃える経験を通し、集団の中での自分の立ち振る舞いや、相手を尊重する姿勢を学んでいきます。

領域: 人間関係・社会性