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基本方針・全体目標 (無題)

サービス種別放課後等デイサービス
年齢・学年6歳
利用者及び家族の意向言葉を話せるようになってほしい。危険予知ができるようになってほしい。体の軸をしっかりさせたい。熱さや痛みに鈍感。
児童の特徴赤井龍來君は、身体をたくさん動かす遊びが大好きで、特にボウリング、トランポリン、滑り台、ジャングルジム、サーキット遊びなどを繰り返し楽しむ姿が多く見られました。水たまりや雪、ボールプールなど感覚を使った遊びにも興味を持ち、感触や動きの変化を楽しんでおられました。

得意なことは、全身を使った運動遊びや、自分のやりたいことを言葉やジェスチャーで伝えることです。「もう1回」「ボーリー」など、自分の思いをしっかり表現されていました。また、遊びの流れを理解し、自分で準備をしたり、繰り返し工夫しながら遊ぶ力も育ってきています。特にボウリングでは、ピンを丁寧に並べたり、狙って投げたりする姿が印象的でした。

苦手なこととしては、環境や予定の変化への戸惑いが見られる場面がありました。活動場所や職員が違う時に不安そうな様子もありましたが、気持ちを切り替えながら活動に参加する姿も増えてきました。また、高い場所から跳ぶ時など、不安を感じる場面では職員と一緒に確認しながら取り組まれていました。

課題としては、周囲との関わりをさらに広げていくことや、遊びの中でのやり取りを深めていくことが挙げられます。また、気持ちや要求を言葉でより具体的に伝える経験を増やしていくことで、安心して活動できる場面がさらに増えていくと思われます。

一年を通して、龍來君は「やってみたい」という気持ちが大きく育ち、挑戦する姿がたくさん見られるようになりました。最初は難しかった動きにも繰り返し挑戦し、自分で工夫してできるようになる場面が増えています。また、言葉やジェスチャーで思いを伝える力も伸び、職員や友達との関わりを楽しむ姿が増えてきた一年でした。

言葉はどんな言葉を使っていますか

記録の中では、

「もう1回」
「ボーリー(ボウリング)」
「できた」
「やる」
「みて」
「いや」
「こわい」

など、自分の気持ちや要求を伝える言葉が見られていました。
方針龍來君の「やりたい」という意欲を最優先に、大好きな運動遊びを通して身体の土台(脊柱・呼吸)を整えます。身体のコントロール力を高めることで、言葉の表出や危険予知、情緒の安定へと繋げ、自信を持って社会に関わる力を育みます。
長期目標身体の土台を整えることで、自分の意志を明瞭な言葉で伝え、周囲の状況を適切に判断しながら安全に活動できる。
短期目標好きな遊びをやり切りながら、呼吸と動きを合わせ、全身の連動性を高めることで自己コントロール力を養う。
提供時間平日:放課後から2時間程度、学校休業日:4時間程度

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 言葉の表出とコミュニケーション
案1

目標:
動きとリズムを合わせ、言葉の表出を促す

内容:
ボウリング等の好きな遊びの中で、「ボーリー」「できた」といった発語にリズムを合わせます。呼吸をしっかり吐き切る動きを遊びに取り入れ、口腔機能の発達を促しながら、自分の思いを言葉で伝える楽しさを積み重ねていきます。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
呼吸のアプローチから明瞭な発声を目指す

内容:
シャボン玉や水吹き遊びを通して、しっかりと息を吐き切る力を育てます。呼吸のコントロールが口腔機能の発達を促し、明瞭な発声の土台となります。楽しい遊びの中で自然と声が出る環境を整え、言葉のリズムの獲得を支援します。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
オノマトペを用いたやり取りを楽しむ

内容:
ジャンプや滑り台の動きに「ぴょん」「しゅー」といったオノマトペを合わせ、身体感覚と言葉を繋げます。職員とのやり取りの中で、自分の要求をジェスチャーや言葉で伝える経験を増やし、双方向のコミュニケーション能力を高めます。

領域: 言語・コミュニケーション
項目: 身体の軸と体幹の確立
案1

目標:
相同の動きを通して身体の正中線を理解する

内容:
大好きなトランポリンで両足ジャンプなどの「相同の動き」を繰り返し、身体の正中線を意識します。脊柱の柔軟性を高めることで身体の軸を安定させ、自分の身体を思い通りにコントロールできる土台をしっかりと作っていきます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
足裏刺激により姿勢保持能力を高める

内容:
裸足での活動を基本とし、足裏のメカノレセプターを刺激します。平均台やスラックラインなどの不安定な場所を歩く遊びを通して、足指から脊柱へと繋がる連動性を高め、無意識下でも姿勢を保持できる強い身体の軸を育てます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
脊柱から末端への発達の流れを促す

内容:
ジャングルジムやサーキット遊びで、脊柱から肩甲骨、肘、手首へと繋がる発達の流れを意識した動きを行います。全身を大きく使う粗大運動をやり切ることで、身体の軸を整え、将来的な微細運動や力加減のコントロールに繋げます。

領域: 運動・感覚
項目: 感覚の調整と危険予知
案1

目標:
固有受容覚への刺激により感覚鈍麻を緩和する

内容:
痛みの鈍麻に対して、ボールプールやマットでの圧迫刺激を行い、固有受容覚を整えます。脊柱への刺激を通して感覚の統合を進め、自分の身体の境界線を知ることで、危険な場所や状況を察知できる認知能力の向上を目指します。

領域: 健康・生活
案2

目標:
脊柱へのアプローチで身体感覚を鋭敏にする

内容:
バランスボールや回転遊びを通して、脊柱に多様な刺激を入れます。身体の中心感覚を育てることで、熱さや痛みなどの外部刺激を適切に受け取れるよう支援し、自分の身を守るための基礎的な感覚機能を高めていきます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
ストップ&ゴーの遊びで自己抑制を学ぶ

内容:
ストップ&ゴーの遊びを通して、身体のブレーキをかける練習を行います。自分の動きを意図的に止める経験を繰り返すことで、周囲の状況を確認する余裕を生み、危険な場面で自ら立ち止まれるような判断力を養っていきます。

領域: 健康・生活
項目: 環境の変化への適応と情緒の安定
案1

目標:
脊柱と呼吸の支援により心の柔軟性を育む

内容:
環境の変化による不安を和らげるため、脊柱の柔軟性を高めるバランスボール遊びを行います。背面の緊張を緩め、深い呼吸を促すことで、身体から安心感を作り出します。心の柔軟性を身体からアプローチし、情緒の安定を図ります。

領域: 認知・行動
案2

目標:
見通しとオノマトペで切り替えをスムーズにする

内容:
活動の切り替え時にオノマトペや視覚的なリズムを用い、見通しを持って動けるよう支援します。小さな「できた」を認めて褒めることで自己肯定感を高め、新しい場所や職員に対しても安心して挑戦できる心理的土台を作ります。

領域: 認知・行動
案3

目標:
やりたいことをやり切り、満足感を得る

内容:
本人が選んだ遊びを納得いくまで「やり切る」時間を大切にします。自発的な活動を通して成功体験を積み重ねることで、感情のコントロール力を養い、予定の変更などに対しても落ち着いて対応できるレジリエンスを育てます。

領域: 認知・行動