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基本方針・全体目標 (長田鳳佑)

サービス種別放課後等デイサービス
年齢・学年7歳
利用者及び家族の意向思いを通したい気持ちが強く加減の難しさから友達とトラブルが多いことが気になる、友達と仲よく過ごせるようになってほしい、社会性をみにつけてほしい
児童の特徴体幹が弱い、口周りが弱い、左右差が見られる、椅子に座ることの困難さ、姿勢がすぐに崩れる、全体指示が入らない、状況理解・感情制御の困難さがある、不器用さと多動性あり、思いをうまく伝えられない、左耳の聴覚が1/2、思い通りにいかないといらいらする、WISC-V2025/1/24実施、全検査IQ91、言語理解97、視空間106、流動性推理97、ワーキングメモリー85、処理速度78
好きなこと
体を動かして遊ぶこと
体育館など広い場所での活動
バランスボールなど感覚遊び
友だちや職員と関わりながら遊ぶこと
自分が興味を持った活動
自分のペースで取り組める遊び
得意なこと
好きな活動への集中
興味のあることに意欲的に参加する力
自分の気持ちや要求を言葉で伝えること
周囲の様子を見ながら行動すること
活動を楽しみながら継続すること
少しずつ気持ちを切り替えられるようになってきていること
嫌いなこと
思い通りにならない状況
強く注意されたり否定されること
不安な状況や急な変化
興味のない活動
トラブルや嫌な経験をすること
苦手なこと
感情のコントロール
気持ちの切り替え
我慢や順番待ち
集団活動でのルール理解
友だちとの距離感や関わり方
嫌だったことをその場で大人へ伝えること
気持ちが高ぶった時に落ち着くこと
誤解されやすい場面での自己表現
課題
感情が高ぶった際の落ち着き方を身につけること
「嫌だった」「困った」を適切に伝える力
対人トラブル時の対応
行動面のコントロール
遊びや活動の切り替え
ルール理解や社会性の向上
安心して気持ちを表現できる環境づくり
職員との連携や見守りの継続
1年を通して変化したこと
自分の気持ちを言葉で伝えられる場面が増えた
嫌だったことを少しずつ大人へ伝えようとする姿が見られるようになった
活動への参加意欲が高まった
友だちや職員との関わりが増えた
気持ちの切り替えが以前よりできる場面が増えた
落ち着いて過ごせる時間が増えてきた
ルールや約束を意識する様子が見られるようになった
社会性や自己表現の力が少しずつ育ってきている

一方で、

感情コントロール
対人関係
不安時の自己表現

については、引き続き丁寧な支援が必要と考えられます。
方針身体の土台である脊柱と呼吸を整えることで、感情の安定と社会性の向上を目指します。本人の「やりたい」という意欲を最優先に、身体のコントロールを通して自己抑制と他者交流の基礎を築きます。
長期目標身体の軸を確立し、感情を自分でコントロールしながら、友達とルールを守って楽しく活動できる社会性を身につける。
短期目標脊柱の柔軟性と呼吸のアプローチにより姿勢を安定させ、遊びの中で「やり切る」体験を通して、気持ちの切り替えや適切な自己表現ができるようになる。
提供時間平日:放課後から17時30分まで、学校休業日:10時から16時まで

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 感情のコントロールと切り替え
案1

目標:
脊柱の柔軟性を高め、身体から心の柔軟性を育む

内容:
不安やイライラが強い時は脊柱が固まりやすいため、バランスボール等で背面の柔軟性を高めます。身体の緊張を緩めることで、感情の波を穏やかにし、次の活動へ「見通し」を持ってスムーズに移行できるよう支援します。

領域: 認知・行動
案2

目標:
呼吸のコントロールによる感情の安定

内容:
思い通りにいかない時の高ぶりを鎮めるため、大きな声を出す遊びや「しっかり吐き切る」呼吸のアプローチを行います。身体のエネルギーを出し切ることで、アドレナリンの状態をニュートラルに戻し、落ち着きを取り戻す練習を重ねます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
ストップ&ゴーの遊びで自己抑制を学ぶ

内容:
多動性や衝動性に対し、音楽や合図に合わせた「ストップ&ゴー」の遊びを取り入れます。身体をピタッと止める動きを通して、無意識下の動きを意識的にコントロールする力を養い、感情のブレーキをかける土台を作ります。

領域: 認知・行動
項目: 体幹の安定と姿勢保持
案1

目標:
足裏の刺激から姿勢保持のスイッチを入れる

内容:
裸足での活動を基本とし、足裏のメカノレセプターを刺激します。スラックラインやマット遊びを通して、足指から脊柱への連動を高め、椅子に座る際も無意識に正しい姿勢を保持できる身体の土台を整えていきます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
相同の動きで身体の正中線を理解する

内容:
姿勢が崩れやすいため、まずは両手・両足を同時に使う「相同の動き(両足ジャンプ等)」をたくさん行います。身体の真ん中(正中線)を意識できる遊びを通して、体幹を安定させ、学習時の集中力向上に繋げます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
前庭覚への刺激によるバランス能力の向上

内容:
エアリアルハンモックや揺れる遊具を使用し、前庭感覚(バランス感覚)を養います。自分の身体が空間のどこにあるかを把握する力を育てることで、姿勢の崩れを防ぎ、不器用さからくる動作のぎこちなさを改善します。

領域: 運動・感覚
項目: 口腔機能と自己表現
案1

目標:
吹く遊びを通して口腔機能と発声を整える

内容:
口周りの弱さに対し、シャボン玉や水吹き遊びなど「吹く」活動を積極的に行います。口の周りの筋肉を育て、呼吸をコントロールする力をつけることで、明瞭な発声や、自分の思いを言葉で伝える力の基礎を作ります。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
オノマトペを用いたリズム遊びで表現を広げる

内容:
処理速度やワーキングメモリーの特性を考慮し、動きに「オノマトペ(擬音)」を合わせてリズム化します。身体の動きと言葉を連動させることで、状況理解を助け、嫌だったことや困ったことをその場で伝える力を育みます。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
大きな声を出し切り、発声の強弱を学ぶ

内容:
感情と発声をコントロールするため、広い場所で大きな声を出し切る遊びを行います。全力で声を出す体験の後に、あえて小さな声や擬音でやり取りする時間を設け、場面に応じた声のボリューム調整を身体感覚として学びます。

領域: 健康・生活
項目: 対人関係と社会性の向上
案1

目標:
ボール遊びを通したコミュニケーションの基礎作り

内容:
友達とのトラブルを防ぐため、ボールの受け渡し遊びを行います。相手の動きを見てタイミングを合わせる練習を通して、対人関係の距離感や「待つ・譲る」といったコミュニケーションの基礎を、運動の中で楽しく学びます。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
1対1の安心安全な関わりから集団へ繋げる

内容:
まずは職員との1対1で「やりたいことをやり切り」、認められる体験を積み重ねます。安心安全の土台ができた上で、徐々に小集団でのルールのある遊びへ移行し、他者の意図に気づけるようスモールステップで支援します。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
勝ち負けへのこだわりを多角的に捉える

内容:
思い通りにいかないとイライラする特性に対し、ボードゲーム等で「負けても終わりではない」経験を積みます。擬人化遊びや客観視できる設定を用い、勝敗以外の楽しさに目を向けることで、イメージ力の柔軟性を高めていきます。

領域: 認知・行動
項目: 身体の協調性と左右差の統合
案1

目標:
粗大運動から微細運動への発達の流れを促す

内容:
不器用さに対し、いきなり指先を使うのではなく、脊柱から肩甲骨、肘へと繋がる「発達の流れ」に沿った粗大運動を行います。ぶら下がりやハイハイ遊びで上半身の連動を高め、結果として手先の器用さを引き出します。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
左右差の統合を目指す対側の動きの実施

内容:
左耳の聴覚特性や身体の左右差を考慮し、右手と左足を交互に使う「対側の動き(クロスクロール)」を取り入れます。両脳の統合を促すことで、情報の処理速度を補い、複雑な指示や状況判断をスムーズに行えるよう支援します。

領域: 認知・行動
案3

目標:
視空間能力を活かしたビジョントレーニング

内容:
強みである視空間能力を活かし、動くボールを追いかける遊び等で眼球運動を促します。目と手の協応を高めることで、全体指示の見落としを減らし、集団活動の中でのスムーズな行動や、自己表現の自信に繋げていきます。

領域: 運動・感覚