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基本方針・全体目標 (大宅颯空)

サービス種別児童発達支援
年齢・学年2歳
利用者及び家族の意向園での様子が知りたい、癇癪が気になる
児童の特徴好きなこと
トランポリン、マット遊び、木馬、ボール遊びなど身体を動かす遊び
揺れる・跳ねる・引っ張られるなどの感覚遊び
外遊びや追いかけっこ
気になる玩具を手に取って試すこと
毛布やボールプールなどを使ったダイナミックな遊び
職員や友だちと一緒に活動すること
得意なこと
新しい遊びにも興味を持って挑戦できる
バランスを取りながら身体を動かすこと
いろいろな感覚刺激を楽しめる
遊びの中で自分なりに工夫して動ける
「ひっぱって」など、要求を言葉で伝えようとする姿がある
ボールの投げ返しなど、やり取り遊びができる
嫌いなこと・苦手なこと
切り替えの難しさがある
靴下を脱ぎたがる様子がある
感覚面の発達がまだ途中で、身体の使い方に不安定さが見られる
周囲の刺激が多いと気になるものへ意識が向きやすい
発語やコミュニケーション面にまだ幼さがある
課題
気持ちや要求を言葉ややり取りで伝える力を育てていくこと
身体のバランス感覚や体幹をさらに育てること
切り替えや見通しを持った行動につなげること
感覚刺激を整理しながら落ち着いて活動すること
成功体験を積み、自信につなげていくこと
半年を通して変化したこと
初めは周囲の刺激に強く反応していましたが、活動の中で少しずつ安心して遊べる場面が増えてきた
トランポリンやマット遊びなどで、身体の使い方が上手になってきた
バランスを取る動きや、落ちないように意識する姿が見られるようになった
職員とのやり取りを楽しみながら、自分の思いを伝えようとする姿が増えた
「できた」「楽しい」という経験を重ね、活動への意欲が高まっている
友だちと同じ空間で一緒に遊ぶ姿も見られるようになってきた
方針本人の「やりたい」という意欲を最優先に尊重し、身体の土台作りから心と行動の安定を図ります。脊柱の柔軟性や呼吸、感覚統合へのアプローチを通じて、身体のコントロール力を高め、情緒の安定と言葉の発達を促します。成功体験を積み重ねることで、自信を持って周囲と関われる土台を築きます。
長期目標身体の基礎発達を整えることで、感情のコントロールや見通しを持った行動ができるようになり、自分の思いを豊かなやり取りで伝えられるようになる。
短期目標好きな遊びをやり切りながら、身体の真ん中(正中線)を意識した動きを獲得し、職員や友だちとのリズムを合わせたやり取りを楽しむ。
提供時間1回あたり60分

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 身体のバランスと体幹の発達
案1

目標:
相同の動き(両手・両足)を通して、身体の軸を安定させる。

内容:
大トランポリンで両足ジャンプを繰り返し、身体の真ん中(正中線)を意識する遊びを行います。両手両足を同時に使う「相同の動き」をしっかり経験することで、体幹を鍛え、無意識に姿勢を保持できる身体の土台を作っていきます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
脊柱の柔軟性を高め、しなやかな身体の動きを獲得する。

内容:
マットの上でゴロゴロ転がったり、木馬で揺れたりする遊びを通して、脊柱の柔軟性を引き出します。背骨が柔らかく使えるようになることで、身体全体の連動性が高まり、バランスを崩しそうになった時に自分で立て直す力を育てます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
前庭覚(バランス感覚)を刺激し、空間での身体把握を促す。

内容:
エアリアルハンモックやブランコでの揺れ遊びを取り入れ、三半規管や前庭感覚を整えます。揺れの中で自分の身体がどこにあるかを感じ取る経験を重ね、階段の上り下りや不安定な場所でも安心して動けるバランス能力を向上させます。

領域: 運動・感覚
項目: 感覚面へのアプローチ(靴下・触覚)
案1

目標:
足裏の感覚刺激を通して、メカノレセプターを活性化させる。

内容:
裸足での活動を基本とし、足裏から脳へたくさんの刺激を送ります。足裏にあるセンサー(メカノレセプター)を刺激することで、地面をしっかり捉える感覚を養い、靴下を脱ぎたがる背景にある触覚の未発達を、遊びの中で整えていきます。

領域: 健康・生活
案2

目標:
圧迫刺激(包まれる感覚)により、身体の安心感を高める。

内容:
毛布でくるんだり、マットの間に挟まったりする「包まれる遊び」を行い、固有受容覚への深い圧迫刺激を与えます。自分の身体の輪郭をはっきり感じることで、感覚の過敏さを和らげ、刺激の多い環境でも落ち着いて過ごせる土台を作ります。

領域: 健康・生活
案3

目標:
多様な触覚遊びを通して、感覚の統合を促す。

内容:
ボールプールや砂遊びなど、全身で異なる感触に触れる機会を増やします。本人が心地よいと感じる刺激から始め、徐々に多様な感覚を経験することで、特定の感触に対する拒否感を減らし、感覚刺激を脳で正しく整理できるよう支援します。

領域: 健康・生活
項目: 切り替えと感情のコントロール
案1

目標:
「やりたいことをやり切る」経験を通して、満足感と落ち着きを得る。

内容:
本人が興味を持った遊びを納得するまで続けられるよう時間を保障します。中途半端に中断せず「やり切った」という満足感を得ることで、脳の未完了を減らし、次の活動へスムーズに移行できる心の柔軟性を育てていきます。

領域: 認知・行動
案2

目標:
ストップ&ゴーの遊びで、身体的な抑制機能を高める。

内容:
追いかけっこや音楽に合わせた動きの中で、意図的に「止まる・動く」を繰り返す遊びを行います。身体をコントロールする経験を積むことで、衝動的な動きを抑え、癇癪を起こす前に自分の気持ちを切り替える力を養います。

領域: 認知・行動
案3

目標:
呼吸へのアプローチにより、自律神経を整え情緒を安定させる。

内容:
シャボン玉吹きや水吹き遊びを通して、意識的に「息を吐き切る」練習を行います。深く吐く呼吸は脊柱の柔軟性と連動し、リラックス効果をもたらします。身体の緊張を緩めることで、感情の波を穏やかにし、落ち着いた状態を保てるよう支援します。

領域: 認知・行動
項目: 要求と言葉のコミュニケーション
案1

目標:
オノマトペ(擬音語)と動きを合わせ、言葉のリズムを獲得する。

内容:
「ジャンプ、ピョン!」「ひっぱって、ギュッギュッ」など、動きに合わせたオノマトペを職員が積極的に発信します。身体の動きと言葉のリズムを一致させることで、発語の意欲を高め、楽しい雰囲気の中で言葉の獲得を促します。

領域: 言語・コミュニケーション
案2

目標:
要求を伝える手段として、身振りや言葉のやり取りを増やす。

内容:
「ひっぱって」などの要求が出た際、職員がその思いを代弁しながら応じることで、やり取りの楽しさを伝えます。自分の意思が相手に伝わる成功体験を積み重ね、言葉やサインを使って要求を伝えるコミュニケーションの基礎を育てます。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
1対1の深い関わりの中で、共感的なやり取りを育む。

内容:
職員と視線を合わせ、同じ玩具で遊ぶ「共有」の時間を大切にします。本人の発見や驚きに職員が大きく反応し、感情を共有することで、相手に伝えたいという動機を強め、コミュニケーション能力の向上へと繋げていきます。

領域: 言語・コミュニケーション
項目: 周囲の刺激への反応と集中力
案1

目標:
安心安全な環境設定の中で、一つの遊びに集中する力を養う。

内容:
刺激が多いと気が散りやすいため、視覚的な情報を整理した落ち着ける空間で活動します。脊柱の支援を行い、身体の土台が安定することで、座って玩具を操作するなどの微細な動きにも集中して取り組める時間を増やしていきます。

領域: 認知・行動
案2

目標:
探索活動を尊重し、興味の幅を広げながら集中を促す。

内容:
気になる玩具を手に取る「探索活動」を否定せず、職員が一緒にその遊びを深めます。本人の「知りたい」という欲求を満たしながら、遊びのバリエーションを提示することで、一つのことにじっくり取り組む集中力を育てます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
ビジョントレーニングを取り入れ、視覚と身体の連動を高める。

内容:
転がるボールを目で追ったり、動くものをキャッチしたりする遊びを行います。目の動き(視機能)と身体の動きを連動させることで、周囲の状況を正しく捉える力を養い、刺激に振り回されず、必要な情報に意識を向ける力を育てます。

領域: 認知・行動
項目: 対人関係と社会性の芽生え
案1

目標:
ボール遊びを通して、相手とのタイミングや距離感を学ぶ。

内容:
職員や友だちとのボールの投げ返しを行い、相手の動きを見て合わせる経験を積みます。ボールという仲介物を通して、コミュニケーションの基本である「待つ」「渡す」といったリズムを身体で覚えていきます。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
友だちと同じ空間で遊ぶ心地よさを体験する。

内容:
並行遊び(同じ場所でそれぞれが遊ぶ)を大切にし、友だちの存在を意識できる環境を作ります。無理に関わらせるのではなく、楽しそうな姿を見せ合うことで、他者への興味を引き出し、集団の中での安心感を育てます。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
ルールのある簡単な遊びを通して、社会性の基礎を築く。

内容:
「まてまて(追いかけっこ)」や「だるまさんがころんだ」など、簡単なルールのある遊びを共有します。順番を待つ、合図で動くといった経験を遊びの中で繰り返すことで、園生活でも役立つ社会的なルールを楽しく学んでいきます。

領域: 人間関係・社会性