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基本方針・全体目標 (国本 和音)

サービス種別放課後等デイサービス
年齢・学年小学校3年
利用者及び家族の意向まじめすぎる、頑張りすぎる、力が抜けない、わからないことが嫌、姿勢が悪い、本人自身がストレスを一番感じている
児童の特徴■2年生 夏以降の活動(できてきたこと)
水遊び・川遊び・外遊びなど、身体を使った活動に積極的に参加
トランポリン・バランス遊具・サーキット遊びなどで
→ 全身運動・バランス感覚が向上
ルールのある遊び(ドッジボール・集団遊び)に
→ 少しずつ参加できるようになっている
工作・制作活動
→ 集中して取り組める場面が増えている
友達との関わり
→ 一緒に遊ぶ・関わる機会が増加
「できた」「楽しい」という体験を通して
→ 自信につながる場面が増えている
新しい活動にも
→ 挑戦しようとする姿が見られる
■課題(2年生後半〜継続)
初めての活動や環境に対して
→ 不安が強く、入りにくい
集団の中での動き
→ 周りに合わせることが難しい場面あり
気持ちのコントロール
→ 嫌なこと・不安時に崩れやすい
ルール理解
→ 理解しても継続が難しい
身体面
→ バランス・姿勢の安定に課題
感覚面
→ 刺激への過敏さ・慎重さが見られる
頑張りすぎる傾向
→ 疲労やストレスにつながることがある
■3年生4月〜(学校に行けるようになった要因)
身体を使った遊びの積み重ねにより
→ 身体の安定・安心感が向上
「できた経験」の蓄積
→ 自己肯定感の形成
支援者との関係性
→ 安心できる人の存在
遊びの中での成功体験
→ 挑戦する力が育っている
少しずつのステップ
→ 無理のない参加 → 登校へつながる
■好きな遊び
水遊び・川遊び
トランポリン
バランス系遊具
サーキット運動
外遊び(身体を大きく使う遊び)
友達と一緒に動く遊び
工作・制作
■苦手なこと
初めてのこと・見通しがない活動
集団で一斉に動くこと
ルールが複雑な遊び
失敗やうまくいかない場面
感覚的に不安が強い状況
気持ちの切り替え
■認めてほしいこと(本人の本質)
頑張って挑戦していること
少しずつできるようになっている過程
不安の中でも参加している勇気
身体を使って一生懸命取り組んでいる姿
「できた!」という小さな成功
友達と関わろうとしている気持ち
自分なりに工夫していること
■総括(支援の核心)
この子は
→ 「身体の安定=心の安定」に直結するタイプ
遊びを通して
→ 安心 → 挑戦 → 成功 → 自信 → 登校
という流れができている
無理に引き上げるのではなく
→ 楽しい・できるの積み重ねが最も効果的

方針「身体の安定は心の安定」という方針に基づき、本人の真面目で頑張り屋な特性を活かしつつ、無意識に入ってしまう力の抜き方を身体アプローチから学びます。脊柱の柔軟性と呼吸を整えることで、ADHD傾向に伴う不安や緊張を緩和し、自信を持って集団活動に参加できる土台を築きます。
長期目標脊柱の柔軟性と深い呼吸を獲得し、身体の緊張を自らコントロールすることで、新しい環境や集団の中でもリラックスして自分らしさを発揮できるようになる。
短期目標全身を使った遊びの中で「出し切る」経験を積み、身体の正中線を意識した動きやリズム遊びを通して、心の安心感と自己肯定感を高める。
提供時間60分

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支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: 緊張が強く力が抜けない
案1

目標:
呼吸と脊柱へのアプローチにより、身体の余分な力を抜く感覚を掴む。

内容:
不安の元となる脊柱の固さを和らげるため、バランスボールを用いた背面の柔軟運動を行います。大きな呼吸を意識した「吐き切る」活動を取り入れ、身体の芯から脱力できる状態を促していきます。

領域: 健康・生活
案2

目標:
「やりたいことをやり切る」経験を通して、精神的な充足と弛緩を促す。

内容:
本人の興味がある全身運動を納得いくまで継続し、エネルギーを出し切ることで自然な脱力を導きます。頑張りすぎる特性を認めつつ、活動後の静かな時間で身体が緩む心地よさを共有していきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
身体のコントロールを通して、緊張と緩和の切り替えを身につける。

内容:
ストップ&ゴーの遊びを取り入れ、全力で動く状態とピタッと止まって力を抜く状態を繰り返します。脊柱の柔軟性を高める運動を並行し、無意識下の緊張(原始反射の影響)を統合遊びで軽減させます。

領域: 運動・感覚
項目: 初めての活動への不安
案1

目標:
安心安全な環境下で、スモールステップによる成功体験を積み重ねる。

内容:
新しい活動の前に、見通しが持てるようオノマトペを用いたリズム説明を行います。まずは得意な相同の動き(両手両足の同時運動)から開始し、「できた」という実感を脊柱の安定と共に定着させます。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
身体的な安心感を土台に、未知の課題へ挑戦する意欲を育む。

内容:
恐怖麻痺反射の影響を考慮し、背面のサポートや圧迫刺激による安心感を提供します。本人が自分で決めて取り組む姿勢を尊重し、小さなチャレンジを丁寧に認めることで、自己肯定感を高めていきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
感覚統合を促進し、新しい刺激に対する過敏さを緩和する。

内容:
マットやシーツで身体を包む圧迫刺激を行い、固有受容覚を整えることで情緒の安定を図ります。脊柱から末端への発達の流れを意識した粗大運動を通じ、環境変化に揺るがない身体の土台を作ります。

領域: 運動・感覚
項目: 姿勢の崩れと体幹の弱さ
案1

目標:
足裏の感覚を刺激し、無意識に姿勢を保持できる身体を作る。

内容:
裸足での活動を基本とし、足裏のメカノレセプターを刺激するサーキット運動を行います。足指から脊柱への連動を高めることで、頑張って姿勢を正すのではなく、自然と背筋が伸びる状態を目指します。

領域: 健康・生活
案2

目標:
身体の正中線を意識した動きにより、体幹の安定性を向上させる。

内容:
大トランポリンでのジャンプや回転運動を通じ、身体の中心軸(正中線)を感じる遊びを行います。相同の動きから同側の動きへと段階的に進め、上肢と下肢がスムーズに連動するよう支援していきます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
脊柱の柔軟性を高め、疲れにくいしなやかな姿勢を獲得する。

内容:
四つ這いでの移動やぶら下がり運動を行い、肩甲骨から脊柱にかけての可動域を広げます。体幹を支える筋感覚(固有受容覚)を養い、長時間の学習場面でも姿勢が崩れにくい身体の基礎を構築します。

領域: 運動・感覚
項目: 集団でのルール理解と関わり
案1

目標:
ボール遊びを通して、他者との距離感やタイミングの基礎を学ぶ。

内容:
1対1のボール投げから始め、相手の動きを見る「追従」の力を養います。ボールという介在物を通したコミュニケーションで、自分のリズムと相手のリズムを合わせる楽しさを身体で覚えていきます。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
リズム運動を活用し、集団の中での一体感とルール遵守を促す。

内容:
音楽や手拍子に合わせたリズム遊びを行い、周囲と動きを合わせる経験を積みます。言葉による指示だけでなく、オノマトペを交えた身体感覚的なルール提示により、ADHD傾向による不注意を補います。

領域: 言語・コミュニケーション
案3

目標:
「負けても大丈夫」という心の柔軟性を、身体の柔軟性から育てる。

内容:
勝ち負けのあるゲームにおいて、感情が崩れそうな時は深い呼吸を促し、脊柱を緩めるアプローチを行います。身体の緊張を解くことが心の切り替えに繋がることを体験し、集団の中での適応力を高めます。

領域: 人間関係・社会性