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基本方針・全体目標 (上田 月奏)

サービス種別児童発達支援
年齢・学年7歳9か月
利用者及び家族の意向ストレス発散して落ち着いてほしい、怒られるとわかっていて怒られることをする。
児童の特徴楽しいことをいっぱいしたい。姉より創造的に動ける。姉より運動神経が良い。認めてくれる人が好き。母に認めてほしい。お手伝いが好き。小さい子が好き。自分で考えて想像するのが得意。否定してくる人は嫌い。母に認めてほしくて頑張るが、それが嫌なことになってしまう悪循環。
方針本人の「やりたい」という意欲と創造性を最大限に活かし、身体の土台(脊柱・呼吸)を整えることで、ストレス発散と感情の安定を図ります。否定的な関わりを避け、自発的な活動を「やり切る」体験を積み重ねることで、承認欲求を健全な自己肯定感へと昇華させ、日常生活での落ち着きを支援します。
長期目標身体のコントロール能力を高めることで感情の柔軟性を養い、自分の意志で行動を調整しながら、他者と心地よく関わることができる。
短期目標脊柱の柔軟性を高める遊びや大きな呼吸を伴う活動を通し、内面に溜まったストレスを適切に発散させ、活動の切り替えをスムーズにする。
提供時間60分〜90分

支援内容の提案

※各項目の「この案を採用する」をチェックしてから「採用案を保存」または印刷すると、選んだ案だけが印刷されます。

項目: ストレス発散と落ち着き(家族の意向)
案1

目標:
大きな動きと呼吸を連動させ、内面の緊張を解放する。

内容:
大トランポリンでの跳躍や大きな声を出す遊びを行い、呼吸を深く吐き切ることで脊柱の緊張を緩めます。身体を大きく動かしてエネルギーを出し切り、交感神経の過度な高ぶりを鎮め、活動後のリラックス状態を促します。

領域: 健康・生活
案2

目標:
脊柱への刺激を通して、自律神経の安定と感情の鎮静化を図る。

内容:
バランスボールを用いた背面の柔軟運動や、マットに挟まれる圧迫刺激を行い、安心安全を感じられる環境で脊柱を整えます。深い呼吸を意識したアプローチにより、イライラや衝動性を身体の土台から和らげていきます。

領域: 健康・生活
案3

目標:
「出し切る」活動により、心理的な飽和状態を解消する。

内容:
力一杯引っ張る、ぶら下がる等の粗大運動を行い、筋肉の固有受容感覚に強い刺激を入れます。溜まったエネルギーをポジティブな活動で使い切ることで、怒られる行動に頼らずにストレスを発散できる身体のリズムを作ります。

領域: 健康・生活
項目: 承認欲求の悪循環の改善(特徴)
案1

目標:
自発的な選択と完結を繰り返し、内発的な自信を育てる。

内容:
本人が自分で決めた遊びを最後まで「やり切る」ことを最優先に支援します。結果だけでなく、自分で考え工夫したプロセスを職員が具体的に認めることで、不適切な行動で注目を引く必要のない、満たされた心理状態を作ります。

領域: 認知・行動
案2

目標:
「できた」の積み重ねにより、他者評価への過度な依存を減らす。

内容:
創造的な工作や運動課題において、本人のアイデアを「YES, AND」の姿勢で受け入れます。スモールステップで達成感を味わえる環境を整え、お母さんに認められたいという思いを、自らの成功体験による自己信頼感へと繋げます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
肯定的なフィードバックを通じ、自己肯定感を再構築する。

内容:
お手伝いや小さい子への優しさを、その瞬間にオノマトペを交えて明るく承認します。否定的な言葉を排除し、本人の存在そのものを肯定する関わりを徹底することで、愛着関係の安定を図り、試し行動の減少を目指した支援を行います。

領域: 認知・行動
項目: 創造的な動きと身体操作(長所)
案1

目標:
イメージを動きに変換し、全身の協調性を高める。

内容:
本人の想像力を活かした「なりきり遊び」を通じ、相同の動き(両手両足)から同側の動きへと発展させます。自分の身体をイメージ通りに動かす経験を重ね、脊柱から末端(指先)へと繋がる発達の流れをスムーズにしていきます。

領域: 運動・感覚
案2

目標:
正中線を意識した動きを取り入れ、ボディイメージを確立する。

内容:
左右の手足を交差させるクロスクロールや、身体の真ん中を意識する回転運動を行います。創造的な活動の中に、前庭感覚や固有受容感覚を刺激する要素を組み込み、無意識下での姿勢保持やバランス能力を向上させていきます。

領域: 運動・感覚
案3

目標:
複雑な身体の連動を楽しみ、運動神経の更なる向上を図る。

内容:
サーキット運動や不安定な足場での活動を通じ、上肢と下肢の連動性を高めます。本人の「やりたい」という意欲をエンジンにして、少し難しい課題にも挑戦し、身体の地図(ボディイメージ)をより精緻に描けるよう支援します。

領域: 運動・感覚
項目: 対人関係とコミュニケーション(社会性)
案1

目標:
ボール遊びを通じ、相手との距離感とタイミングを学ぶ。

内容:
様々な大きさのボールを用いた受け渡し遊びを行い、相手の動きを見てリズムを合わせる練習をします。1対1の確実なやり取りから始め、徐々に集団の中での役割分担や、他者との心地よい距離感(パーソナルスペース)を体得します。

領域: 人間関係・社会性
案2

目標:
「お手伝い」を介して、適切な社会貢献と承認を経験する。

内容:
小さい子のサポートや準備の役割を依頼し、感謝される体験を意図的に作ります。他者の役に立つ喜びを身体感覚として取り込み、力加減や言葉掛けの調整を学ぶことで、集団生活におけるリーダーシップの芽生えを支援します。

領域: 人間関係・社会性
案3

目標:
オノマトペやリズムを用い、感情の共有と伝達を円滑にする。

内容:
遊びの中で「ピカピカ」「ドンドン」といったオノマトペを活用し、楽しさや驚きを共有します。言葉だけでなく身体のリズムを合わせることで、相手の意図を察する力や、自分の気持ちを適切に伝えるコミュニケーションの土台を築きます。

領域: 人間関係・社会性
項目: 衝動性のコントロール(課題)
案1

目標:
「止まる・動く」の遊びを通じ、自己抑制機能を高める。

内容:
音楽や合図に合わせたストップ&ゴーの遊びを行い、身体のブレーキ(抑制)を鍛えます。脊柱の柔軟性を保ちながら、急な停止や方向転換を経験することで、脳の覚醒レベルを適切にコントロールし、衝動的な行動を抑制する力を養います。

領域: 認知・行動
案2

目標:
見通しを立てる遊びにより、先の展開を予測する力を育てる。

内容:
活動の順序を視覚的・リズム的に提示し、次に何が起こるかを予測できる遊びを行います。イメージ力を活かして「もし〜なら」というシミュレーションを身体を通して行い、突発的な不安からくる衝動性を軽減させていきます。

領域: 認知・行動
案3

目標:
感情の波を身体の感覚で捉え、セルフケアに繋げる。

内容:
「今はドキドキしているね」と身体の状態を言葉にし、深呼吸や特定のポーズで落ち着く方法を一緒に見つけます。脊柱を緩める特定の動きを「お守り」のように身につけることで、感情が爆発する前に自分で調整できる力を育てます。

領域: 認知・行動